南総里見八犬伝を英語で9

浜路は義理の兄とわかった道節に、せつせつと訴える。

Narration; Tears flowed from Hmaji’s eyes.
She said,
Hamaji; Dearest brother, will you listen to your sister’s last wish?
Can you please give this sword back to Shino?

Narration; Then Hamaji died.
The brother took the sword but he wasn’t going to give it to Shino.
He wanted to use it himself.

妹の最後の願いもかなえず、村雨丸をどうしようとするのか?
「栗本薫の里見八犬伝」には次のような道節のセリフがある。

「おれの手におまえのおかげで、希代の重宝(きだいのじゅうほう)、村雨丸が手に入ったというのも功徳というもの。これを使えば、扇ヶ谷定正(おうぎがやつさだまさ)も欲にかられて油断しよう。まんまときゃつに一太刀むくいてやることも出来る。妹、かたじけない」
道節は父の仇、一族の仇なる管領扇ヶ谷定正に一矢を報いることを最優先にしたのだった。

Suddenly, a voice came out from the dark.
Souske; I’m Sosuke. I’m a friend of Shino, the owner of that sword.
Give it to me!  Now! 

そこにやってきたのが荘助だった。
荘助は、信乃と別れた後、大塚村に駆け戻るときに浜路の危険を知る。
すぐにもとびだして浜路を助けようとしたところが、以外な展開に茂みに潜んでなりゆきをうかがっていたのであった。

Dosetsu; Never!
Narration; The two fought.
Both were good swordsmen.
When Sosuke’s sword hit Dosetsu’s shoulder, something hard flew toward Sosuke.
He caught it with his hand.
Dosetsu ran away.
Sosuke opend his hand and was surprised.
Sosuke; This is anothere crystal ball!
It says “chu.”

二人の戦いの様子を「栗本薫の里見八犬伝」から引用する。

「・・・再び切り結び、打ち合ううちに、荘助の太刀先鋭くついに道節の着込んだ鎖帷子を破って肩先にくいこんだ。
とたんに飛び散る血しぶきもろとも、何か硬いものが荘助めがけて飛んできた。反射的に手のひらを開いて受け止める荘助。飛び込んでくる道節の刃先が、荘助の腰の守り袋を跳ね上げるのをこれもまた反射的に受け止める道節。・・・・」

道節は火炎の術を使って逃げさってしまう。

Narration; “Chu” means to serve his master.
We now know six owners of Fuse-hime’s balls.
There are two more to find.
Where are they?

お互いの水晶玉を交換した形になってしまった道節と荘助。
このあとどのような展開になるのか?