火星探査機HOPE

アラブ首長国連邦(UAE)の火星探査機HOPEが2月10日午前1時すぎ(日本時間)に火星を回る軌道に入ることに成功した。
左は2月10日水曜日の朝日新聞の夕刊。
この火星探査機を打ち上げたのは日本のH2Aロケット。
昨年の7月20日だった。

火星探査機の重さは約1350キログラム。
太陽電池パネルを広げると
約300センチ✕約790センチメートルと
報道されている。
はやぶさ2の大きさは、
本体は100センチ✕160センチ✕125センチメートル。
太陽電池パネルを広げた状態では、600センチ✕423センチ重さは約600キログラムと報道されている。
はやぶさ2と比べると、かなり大型の衛星だということがわかる。はやぶさ2は軽自動車、HOPEはSUVやミニバンぐらいと考えていいのかもしれない。
日本のH2Aロケットは火星に衛星を打ち上げるだけの性能を持っていることが、証明されたわけだ。

上の写真はH2Aによる火星探査機HOPEの打ち上げ風景。美しい姿だ。

火星探査機HOPEの大きさがわかる。
上の写真な2枚ともインターネットからの引用。
探査機はアラブ首長国連邦とアメリカの技術者との共同開発と言われている。製作はアメリカとアラブ首長国連で行われたようだ。

私が驚いたのは、この計画の責任者が30代の女性科学者だということだ。
先端技術担当大臣のサラ・アル・アミリさんだ。

日本経済新聞の「アラブ初の火星探査機 科学大国の復権をめざす」を読むと、「HOPE科学部門のメンバーは、80バーセントが女性である」と書かれている。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO6199010028072020000000/

インドの映画「ミッション・マンガル」と同じように女性が活躍している。

サラ・アル・アミリさんの写真は以下のホームページより

https://japan-forward.com/japan-mars-uae-2/

写真は日本経済新聞のホームページから。

何年か前、ドバイに旅行に行ったことがある。そのときに「石油がなくなったあとの国をどうするか、そのために教育に力を注いでいる」という話を聞いた。
アラブ首長国連邦はドバイのそばにある国だ。
石油がなくなった時、国を支えるのは教育、ということが共通認識になっているのだろう。
それにくらべて、日本は・・・・・ため息が出るばかり。

火星探査機HOPEは、今後は火星の1年に相当する687日間に渡って火星を周回しながら、火星の大気の温度や水蒸気、ちりなどのデータを集め、火星の天候の実態を調べるという。いわば火星の気象衛星だ。

中国が打ち上げた火星探査機「天間1号」もそろそろ火星周回軌道にはいるはずだ。
天間1号は周回機、着陸機、探査機と3つからなっているらしい。周回機から着陸機が分離し、軟着陸する。軟着陸した着陸機の中に火星の地表を調べる探査機が収納されているそうだ。
アメリカの打ち上げた火星探査機パーサヴィアランス (Perseverance) も同時期に火星に到着する予定だ。
パーサヴィアランス には、火星ヘリコプターが搭載されているというから、この探査機も楽しみだ。

さて、しばらくは火星から目が離せないなあ。