ソーダブレッド
松本侑子さんのお話を聞くと、アイルランドのパンはソーダパン。 アイルランドに来たからにはそれを食べておかなくてはと、朝食でゲットする。
お皿の真ん中の三角状のパンである。
上の本は、ジャイアンツ・コーズウェーの売店で見つけたレシピ本。
そこにソーダパンのレシピが載っていた。
レシピによると、
450gの薄力粉、小さじ1の塩、小さじ1のソーダ(重曹)、400gのバターミルクが必要なようだ。
バターミルクは初めて聞くものだったので調べてみると、クリームから牛乳を作った後の液体のことで、その代用としては「牛乳に酢、あるいはレモン汁をいれて」作ったものだそうだ。
私は最初に「牛乳+レモン」でやってみたが、どれが最適な状態かわからないので、パンが仕上がってもこれでいいのかどうか不安だった。
日本ではバターミルクのかわりにプレーンヨーグルトをつかうという記事があったのでそれでやってみた。分量のアイルランドで買ったレシピ本の半分の量で作った。
小麦粉に、塩、重曹をいれる。 プレーンヨーグルトを入れて混ぜる。ヨーグルトは何回かに分けて入れて、混ぜながら適当な固さになるようにする。これは本当に適当だった。入れすぎるとゆるくなって形が作れない。少ないと固くたまざらないなど、何回か経験で適当な固さを学ぶしかなかった。
小麦粉を敷いたボードの上に生地を取り出し、高さ5センチぐらいに成形する。
天板にクッキングシートを敷き、そこに生地をうつし、ナイフで十字に切れ目を深く入れる。 「230度のオープンで30分程度」というのがアイルランドのレシピだったが、日本のレシピは200度ぐらいで温度が低い。 最初だから230度でやってみると少し焼き過ぎ? という感じだった。
中身はしっとりと焼き上がっていた。 軽くトーストしてバターをつけるとアイルランドの味がした?
アイルランドに炭酸水素ナトリウム(重曹)がやってきたのは、1840年頃だそうだ。アイルランドで取れる小麦は日本の強力粉ではなく、薄力粉にちかいそうだ。そういうことからソーダブレッドが定着したのかもしれない。
朝食の後、街を散歩した。 北アイルランドの郵便ポストの色は赤。形はいろいろとあり、日本のように統一されていないなかなあ、と思った。
コンビニにある乳製品はバラエティに富んでいた。
さて、今日は昨日に行ったセント・マークス教会の見学がスタートだ。