3月20日のアナレンマ

春分の日前日のアナレンマ

上の写真は3月20日の正午付近の様子。 そして左の写真は12月24日の正午付近の写真。
12月下旬の太陽の光はこの柱の一番上の目盛り版にある。

それから約3ヶ月後の太陽の光は、目盛り版の上から2枚目と3枚目の境目付近になっている。

12月の太陽の南中高度は低く、春3月の太陽の南中高度はずっと高くなっていることがわかる。

3月20日の正午付近は、写真を撮っているときの日差しも強くなり、あの冬の寒さとは全く違っている。

上の3枚は正午の前後の太陽の光の変化。 真ん中がこの日の南中時間12時6分ごろの写真。

アナレンマの説明についてわかりやすいものはないかと調べていると、冬至のことで書かれた新聞記事があった。

アナレンマに関係するところを抜き出してみよう。

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「・・・1年で最も日の入りが早いのも冬至じゃなくてその半月くらい前だし、日の出が一番遅いのも冬至じゃなくて半月くらいあとなのよ」

「なんでずれるの?」

「大きな理由は2つ。地球が傾いた状態で太陽の周りを回っていることと、その軌道もきれいな円じゃなくてちよっとつぶれた楕円になっていること。地球が自転する軸と太陽を回る公転面との傾きは約23.4度あって、地球と太陽の距離も平均すると1億5千万キロだけど、近いときと遠いときで500万キロくらい違うの。これらによって太陽は地球から見ると1年かけて8の字を描くようにうごくのよ。

「この動きをアナレンマというの。 写真は夕方の午後4時に冊園した太陽の1年間の動き。太陽はここから右下の方向に沈んでいくんだけれど、地平線に近くてすぐ沈む、つまり日の入りが最も早いのは冬至とちょっと前で、逆に日の入りが最も遅いのは夏至の少しあとのころになる、って見てわかるかな」

「こんな8の字を描くなら、日の入りがいつ早くて遅いのか、秋に急に日の入りが早くなることもわかったよ。でも、なんで太陽が8の字になるのかまだわからないなあ」

「そこは確かに難しいね。太陽が真南にくる南中時刻から翌日の南中までの時間は、平均すると24時間だけど、実際には地球の公転軌道が楕円になっているため毎日少しずつずれる。南中時刻も1年で最大30分くらい違うのよ。さらに、地球が太陽に最も近づいたり、遠ざかったりするタイミングが、冬至や夏至とちょっとずれていることで太陽の動きはますます複雑になっているよ。・・・・」
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いろんな要因で太陽の南中時刻と場所がずれていくということは、理解できる。しかし私にはそれ以上のことがまだよくわからない。

さてこのアナレンマの観測だが、6月の夏至にはいちばん太陽の南中高度が高くなるはずだ。毎月調べに来る価値は大いにあると思う。