第30回関西矯正展 (刑務所作業製品展示即売会)

上の写真は堺市のホームページよりのもの。
毎年この時期に堺刑務所で「刑務所作業製品展示即売会」が開かれている。
一番最初に行った時は、ディーン・フジオカが一日所長として開会式で挨拶をしていた。ディーン・フジオカが「あさが来た」で出演していたときで、そのあと人気が出たのにびっくりした。

今年はNHK朝ドラ「おてんちゃん」にキース役で出ている大野拓朗さんが来ていた。
10時開会なので9時半すぎについたら、もう駐車場は満車。年々人気が出ている「矯正展」だと実感した。

入口前は自転車がぎっしり。

展示即売会だけでなく、いろんなイベントがおこなわれている。

関西高等美容専門学校の生徒さんによる「チャリティー ネイルアート」。 地域のボランティアさんによる「射的」など、子どもが喜びそうな出し物もいっぱい。

いろんなゆるキャラも登場。堺の「もずやん」としゃべっているペンギンはだれ?と声をだすと、 「ICOCAです」とJRの制服を着たお姉さんが答えたのでびっくり。そうか、ICOCAのゆるキャラなのか・・。

くまモンも登場。ここのステージでは、ブラスバンドやダンスなどのパフォーマンスが行われていた。

靴、カバン、ベルトなどの革製品、椅子、テーブル、タンスなどの木工製品、藍染め、便せんなどの文房具など、さまざまな制作品がテントで販売されていた。
ここの刑務所で作っている食パンも販売されていた。監獄カレーと名付けられたカレーをお昼に食べたが、さすがに甘くはなかった。

これは堺の伝統産業の緞通(だんつう)。分厚い絨毯だ。

実演されているので暫し見学。
ちょうど大仙公園にある博物館で、堺の緞通展が開催されていたのを見学したが、その時は実演がなかった。
今日は間近で織り上げる作業が見ることができて、来た甲斐があった。
JTCO日本伝統文化振興機構というところのホームページを見ると、

「緞通(だんつう)は、中近東から中国を経て日本に伝来し、江戸時代から近代にかけて盛んに生産された手織りの敷物のことです。兵庫県の旧赤穂藩、佐賀県の旧鍋島藩と並んで日本三大緞通と呼ばれる堺緞通は、垂直になった織機で織り上げます。 
出来上がった作品は緻密で美しいデザインと、深い風合いを兼ね備えていることが特徴です。また、赤穂・鍋島が主に国内向けに生産されていたのに対し、堺緞通は海外に多く輸出されていました。」

と紹介されていた。

原画を作成する人、織り上げる人とそれぞれに分担して緻密な作業が要求される工芸品だ。係の人のお話を聞くと、この伝統産業を保存している役目を担っているのが堺刑務所だそうだ。なるほど、採算と切り離して大事な役目を果たしているというわけだろう。

ケーナの演奏、ゆるキャラとの交流、フライドポテトなどの販売と親子連れが楽しめる企画がたくさんあった。ボランテァで知り合った人が、町会の出し物のテントでお手伝いをしているのを発見。社会を明るくするための運動の一環としては、地域とのつながりを深めるのに大きな役割を果たしていると思う。

昼ごはんも食べ、ガラガラ抽選もして、会場を出たが、刑務所前の交差点は矯正展にはいる車がまだ並んでいた。年ごとに入場者が増えているのかもしれない。
来年はもっと早くこよう。多くの人がそう思ったに違いない。