五日目 メトロポリタン美術館
メトロポリタン美術館。アメリカが誇る世界最大級の美術館。5番街に面するセントラルパークの東端に位置する。 300万点の美術品、管理運営は国でも市でもなく、理事会が運営する私立の美術館としても有名。
1日で全ての作品を見ることは無理と言われている。
私たちに与えられている時間では到底無理。ガイドさんおすすめの作品だけでも見ることにする。
入場料は切符売り場に一応の額が示されているが、これは美術館側の希望額。払えるだけの金額を渡せばいいとガイドさんの説明。私たちは10ドルを出して二人分の入館シールをもらった。シールを服にはって入場。
ここは甲冑のコーナー。日本の甲や鎧がたくさんあるのにびっくりした。
アスワン・ハイ・ダムの建設によって水没の危機を移転などで回避したヌビア遺跡の一部。デンダー寺院。実物の迫力。
エジプト文字がこんなに目の前で見ることができるなんて。
しかも写真も取り放題。
ありがたいことだ。
メケトレの墓から出土したミニチュアの船と牛小屋の模型。
こんなものも墓の中に収められていとは知らなかった。
美術の教科書やポスターで見るような名画がたくさん並べられている。
日本人デザイナーの川久保玲さんの作品が特別展示されていた。コム・デ・ギャルソンの創始者だそうだ。入り口に Rei Kawakubo COMME des GARÇONS とあった。
メトロポリタン美術館で展示されるなんて、すごい人なんだと思う。
アジアのコーナーでは、日本の竹の特集がなされていた。
中国の秦から漢の時代の特別展があった。日本で見た兵馬俑もあった。
レンブラントの自画像。写真取り放題。
フェルメールの4点。上から「水指を持つ女性」「少女」「眠る女性」「信仰の寓意」。フェルメールをこんなに明るいところで見て、写真をとれるなんて。日本では信じられない。
これはアントニオ・カノーヴァの「キューピットとプシュケ」。日本では「アモルの接吻で蘇るプシュケ」として知られてい。フランスのルーヴル美術館で見たのと同じもの。ルーヴル美術館で見たものは大理石だが、これは石膏の原型。この作品はとても人気があって幾つものレプリカがあるそうだ。
屋上にも作品群が。白いテーブル、テーブルの上のお皿など、これらも作品。触りかけて注意を受けた。それにしてもいい天気。雲までが作品のように見える。
高層ビル、摩天楼に囲まれているのに圧迫感がない。空が日本の空よりも広く見える。さすがアメリカ大陸。
地階にあるカフェ。アラカルト料理。自分のほしいものを取って、精算。
アメリカのハンバーガーを食べたっかったので選んだが結構な値段だった。
私たちのツアーのメンバーの多くがこのカフェに集まってきていた。「肉が食べたい」と言っている人もいたので、同じだなあと思った。