ドイツグリム紀行14(4日目の朝)

ラプンツェルの塔

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いよいよこのグリム兄弟の跡を追うメルフェンツアーも後半に入ってきた。

4日目の朝は朝靄で古城全体がもやっている。
朝食後にラプンツェルの塔に登ってみよう。昨日登った人の話を聞くと、とても眺めが良かったそうだ。
この日の予定は、ハーメルンへ移動して、「ハーメルンの笛吹」の町の見学とさらにブレーメンにまで足の伸ばして、「ブレーメンの音楽隊」に関係のある施設を見学することになっている。

このツアーの出発点となった「ハーナウ」はグリム兄弟の生誕の地。そして今日訪れる「ブレーメン」はグリム童話「ブレーメンの音楽隊」で名高い町。以前に書いたように、この二つの街を結ぶ街道があったわけではない。ハーナウとブレーメンの途中の70以上の町が参加し、道路を結び合わせ、観光街道として整備されたもの。1975年に組織させたそうだ。

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テラスから見える風景は、完全に靄の中。

img_3600上の写真の左側の赤い柱があるところが、私たちの食事をしたところ。右側のテラスにもテーブルが並んでいる。そこが中から見ると朝靄の中にあるように見えた。

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ラプンツェルの塔も朝靄の中でかすんで見える。
それにしても「ラプンツェルの塔」がこんなに大きいものとは思っていなかった。
ディズニーのアニメ「塔の上のラプンツェル」で見ていた塔は、高さばかりに目がいっていて、横幅があることに気が付かなかった! 確かに高い塔であれば、塔の下部は大きくなるのは理屈どおり。上から垂れ下がっているのがラプンツェルの髪。ちよっと太すぎる、、、。

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中は空洞で、壁には張り付くような階段。
安全のためか、中心には鉄骨の螺旋階段がある。観光客はその階段を登って屋上の階へ。周りには魔女やラプンツェルのパネルがあって、ちょっとした楽しみも。

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最上部は展望台になっていて、かなり広い。でもまわりはもやの中。 天気がよかったらさぞかし眺めが良かっただろうなあ。 昨日登っておけば、、と思うが、こんな霧の中のラプンツェルの塔もめったに体験できないとも思う。

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霧の中にある可愛いお庭。赤いテーブルにバラ、古城の古い石の色にマッチしている。ドイツの空気によくあっていると思う。

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お城だったことがわかるようにと、古い大砲もこの庭にあった。

ラプンツェルの意味は?
最近のテレビでグリム童話の再紹介がよく行われている。そこでは「ちしゃ」と訳されていて、野菜サラダとして食べているように紹介されていることが多い。
ちしゃはキク科の野菜だが、ラプンツェルと呼ばれている野菜は、オミナエシ科のノヂシャ、キキョウ科のCampanula rapunculusなど複数存在するらしい(Wikipediaより)。妊婦が食べるのに良いとされている野菜とされているのは童話どおり。

「塔の上のラプンツェル」のアニメが出る前は、この物語はあまりポピュラーではなかったように思える。日本では「髪長姫」と訳されていたせいかもしれないと、個人的には思っている。
最近の研究では、グリム兄弟の集めた童話の中で、改訂版のたびに性的な要素を省いていった事がよくわかる作品、として知られるようになった。

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この塔には地下室もあり、そこは牢獄と拷問部屋のようなところだった。
「塔の上のラプンツェル」のロマンティックな雰囲気が、一気に中世の山城の現実に引き戻されるというところだった。

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霧も晴れてきた。 8時45分。バスに乗って、「ハーメルンの笛吹き」の舞台となったハーメルンに向けて出発する。

 

 

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