サイエンス・カフェ

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ここは地下鉄「本町」と「肥後橋」の間にある靭公園。その公園の一角にあるのが「大阪科学技術館」。ここであった「サイエンス・カフェ」を紹介。

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「サイエンス・カフェ」というのは、パンフレットによると、「ヨーロッパで始まった活動で、飲み物を飲みながら、科学者と一般の参加者が科学に関するテーマについて気軽に語り合い、理解を深めていくことを目的にした会」だそうだ。
私が参加したサイエンス・カフェのようすを紹介してみようj

1.放射線の基礎知識を楽しく学ぼう

福島原発以降、放射線について学ぼうと思っていたので丁度良い機会だった。
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いろんなお話があったが、そのうちの二つ三つを。
上の写真右の実験は、紙の上に手をおいてしばらくそのままにしておく。
回収されたその紙は、スタッフの人がアイロンなどをあてて何か処理をしている。
IMG_0154返ってきた用紙が左の写真。
手の形がきれいに影になって見える。
これは、天井の蛍光灯からはわずかだが放射線が出ている。その放射線が手のひらによって遮られる。放射線が当たったところ(手のひら以外)は感光し明るくなる。手のひらによって放射線が遮られたところは感光していないので、色は暗くなる。ということだそうだ。つまり、放射線が蛍光灯から出ているが故の現象ということなのだ。
霧箱1この写真は霧箱によって放射線を見るという実験。 二階にもう少し本格的なものがある、というので後で見に行った。放射線の通った跡2

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これは放射線の線量計。
この部屋は、
0.074μSv/h
人体に影響与える放射線の値が、1時間に0.074マイクロシーベルトという意味。
関西は平均して、0.08μSv/h
関東は平均して、0.06μSv /h
で、関東と関西でちがう。これは関西は花崗岩が多く、その花崗岩からの放射線を広く浴びる結果になる。関東は関東ローム層によってその影響が押さえられている。世界でも地域によってその値は違っている。
自然界における放射線は様々にあり、植物からもわずかの放射線がでている。それらを全て合わせると
日本の平均は、年間に2.1ミリシーベルトだそうだ。
(2.1ミリシーベルト=2100マイクロシーベルト)

放射線には三つの単位があり、
放射能の強さ・・・ベクレル(Bq)・・・雨に例えると1秒間に降る雨粒の数
人体への影響・・・シーベルト(Sv)・・・雨によって体に及ぼされた影響
物質に吸収される量・・・グレイ(Gr)・・雨にあたって濡れた水の量

という説明があった。この辺のことはもう少し勉強して機会があれば書いてみたい。

2.少年少女時代からの化学入門

スライム作りもあるということなので、小学生の参加が多かった。

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理化学研究所の関口さんのお話と実験。上の写真の右はスライムを作っているところ。飽和溶液だとか化学反応だとか難しい単語が出てくるが、子どもたちはスライム作りを楽しんでいた。
スライムは「ホウ砂」と「洗濯のり」でつくられている。スライムを触っても濡れないのは「化学反応でできあがった物質は編み目構造になっていて、その編み目の中に水が閉じ込められているので、濡れない」という説明だった。

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上の写真左が、できあがったスライム。上の右の写真は、水が閉じ込められていて濡れない、というもう一つの例。
これは「高吸水性高分子はどれくらい水を吸収するのか?」という実験。写真のように傾けても逆さにしても、吸収した水がこぼれない。高吸水性高分子は、紙オシメに使われていると説明があった。なるほど。

 

3.地球が暖かくなると………

地球温暖化について疑問もあったので参加してみた。

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株式会社木村計測の濱口さんのお話。濱口さんは太陽光発電についてのお仕事をされている人らしい。太陽と地球環境という、大きな視点での話だった。
私がおもしろく感じたのは、
◯地球温暖化といわれているが、この100年間で日本の気温の上昇は
 1℃の上昇だということ。
◯100年間の海面の上昇は20cm程度だということ。
そして、今後の100年間での気温の上昇は
 5℃の予想。
海水面の上昇は、
 80cm程度の予想。というところだった。

上の右の写真は南極の氷による地球の気温の変化のグラフ。
確かにグラフの右(現代)は、グラフの値は大きいが、過去10万年前の気温よりは低い!そうだ。何か衝撃的な事実。
地球温暖化はCO2の増加によるとマスコミではいっているが、どうもそれだけが原因ではなさそうだ。10万年前には現在のようなCO2の量ではなかったはず。
濱口さんは、短期的にみるだけではなく、長期的に見ることが大事ということを強調されていた。温暖化と言ってるが、地球が氷河期にの時期に入ってくるのがこれまでの歴史から見たサイクルになっているそうだ。
もっとも氷河期が来るのは10年先、50年先という短い単位ではないけれども、、、

温暖化対策として、植樹、節電、木材による発電、風力発電、地熱エネルギーの利用などが考えられているという説明もあった。
CO2という物質は、CとOに分解することが難しい。
では、光合成で植物がやっているのだから、それを産業化できないのか?という質問があった。
「産業化には莫大な費用がかかる。産業界、政界にその動きがない」という返答が。これもまた私にとっては衝撃的な話。

子どもたちには難しすぎた話かもしれないが、おもしろかった。

4.「はやぶさ2」と「日本人宇宙飛行士の活躍

「はやぶさ2」の現状を知りたかった。

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宇宙航空研究開発機構(JAXA)の佐々木さんのお話。今回のサイエンス・カフェのなかで一番人気のようだった。ホームページによると満員御礼だそうだ。
子ども向けの話なので、はやぶさ2の今後の活動予定などは私にとっては知っている話が多かった。

ソユーズロケットでの打ち上げの場面の鮮明な映像や、JAXAによるロケット打ち上げ場面は大きな画面で見ると、迫力満点だった。
新しく知った知識は、オリオン座のペテルギウスが星の寿命としては末期にあるということ。640光年先の星だから、640年前に爆発していたら超新星として爆発するところが、今日にでも見られるかもしれない。ペテルギウスのないオリオン座が見られるようになるかもしれない、ということだ。いつなのかはだれも予想できないそうだ。なるほど、、、、。

私が長い間疑問に思っていたことが解決したことがある。

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IMG_20160501_0003 上の写真二枚は、左にある冊子
「第57回科学技術週間 57th Science & Technology Week 平成28年4月18日(月)ー24日(日)」(大きさはB6サイズ)からコピーした写真。

上の写真の解説は、「国際宇宙ステーション(ISS)滞在中に油井亀美也宇宙飛行士が撮影した地球の写真。写真の上中央あたりの白い丸が金星・・・」とある。

下の写真の解説は「油井亀美也宇宙飛行士が撮影した国際宇宙ステーション(ISS)から見た星空と地球の夜景の写真です。「きぼう」日本実験棟の下、写真中央右側にひときわ白く光っている星が、おおいぬ座の一等星シリウス、左側にはオリオン座の赤く輝く一等星ペテルギウスが写っています。」(でました、先ほどのペテルギウスが、、、)

見開きのページをコピーしているので、中央部に折り目があるが、説明はわかる。
二枚の写真を見て私は喜んだ。それは下の写真に満天の星が写っているからだ。

上の写真はよく見る写真。真っ暗な宇宙空間と金星のような地球に近くて光っている星が写っている写真。
私はずっと確かめたかったとことがある。それは「宇宙では満天の星が見えるのだろうか?」ということ。モンゴルで見た夜空のような満天の星、そんな星空が見えるのだろうか、と言う疑問だった。
JAXAやNASAの写真の多くは上の写真のような星の見え方。
この写真を持って講師の佐々木さんに聞いた。

「宇宙空間では満天の星は見えますか? 月に行ったアポロ宇宙船の飛行士は、宇宙船の窓から満天の星が見えたのですか?」

回答は「見えます。夜の側にいれば、月からも宇宙船からも満天の星が見えます。」
写真は露出調整のため、写したいものが写真に撮れるようにする。そうするとどうしても星の写りは悪くなる。星と宇宙空間と地球の明るさの露出差が大きすぎるのだそうだ。

アポロ宇宙船の中でも、船内を暗くすれば人間の目に星が見えるでしょう。ということだった。月面でも夜の側にいれば、満天の星が見えるそうだ。ただ満月の空だと月明かりで星が見えにくくなるように、地球がポッカリと浮かんでいるとまた見え方が違ってくるのは予想される。
人間の目のものを見る能力と、カメラのレンズの差がここにあるようだ。

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宇宙空間に浮かぶ星々は、人がそこに焦点を当てればこんなふうに見えるのだろう。

「ただ、空気がないために星はまたたきません。そして太陽は青白く光っています」ということだった。なるほど、またたくとまたたかないとでは、また人間の目の印象はまた変わってくるだろう。夜空に浮かぶ星々という感じではなく、真っ黒な空にはりついたような星々なのかもしれない。ここは実際行ってみないとわからないところ。残念だ。

二日間のサイエンス・カフェの様子は以上。
おもったよりも楽しかったし、収穫も多かった。これからは「科学技術館」に目が離せないなあ。

 

 

 

 

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