ポルトガル紀行 21

ポルトガル6日目
       テンプラ

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写真の正面中央に見えている、細長いビルのようなものは、「サンタ・ジェスタのエレベーター」とか「カルモのリフト」と呼ばれているエレベーター。

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1902年建設といわれているかなり古いエレベーター。
内装は写真のように木製。
高さ45m。
エレベータで上まで行き、渡り廊下のようなところを進むと「カルモ教会」に到着する。
エレベータの頂上と教会の敷地が同じ高さになっているのでそれだけ坂の勾配がきつい町並みということがわかる。
教会に続いているので「カルモのリフト」と呼ばれているのかもしれない。

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上の写真がエレベータの頂上駅から見た町並み。丘の斜面にできあがった街だということがわかる。

さて、ガイドブックや地図を見ながらお目当てのお店を探すが、雨、雨、雨。

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ガイドさんからもらった地図も濡れてしまった。
事前に、靴とテンプラ、この二つがあると思われるお店を調べてもらった。その地図が上。赤ペンがいっぱい。

ポルトガルの名産は、と調べてみた時、靴とベビー服、というのがあった。
ポルトガルは日本と同じく、いいものを長く使う、という意識があるという。
少し高いが、質がよくてながもちするのなら、おみやげにピッタリと思った。

私たちが言っている靴は、健康シューズとして売られているのを見たことがあるとガイドさんが言う。ドラッグストアにあったというので紹介された何軒かの店に入るが、残念ながらそれは思うようなものじゃなかった。

それではテンプラを売っているという店、上の地図の左に「リベルターデのつきあたり あげもの」という文字で印してあるお店をさがす。「リベルターデ通り」のつきあたりということだ。
これかな?

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お店から店員さんが出てきて、こっちこっちと手まねきしている。
入ってみようか。

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隣のテーブルに日本人の女性が二人。テーブルにはポルトガル料理が山盛り。
話を聞くと、「名物の料理を注文したらこんなに沢山出てきてびっくりしたの。」
と言うことだ。ワインですっかりごきげんになって、食がすすんでいるらしい。
これからは夕方にファドの店を探すといっていた。お二人のツアーはフリータイムが多くて、オプションを付けて観光するというツアーのようだった。
お二人からおすそわけをもらう。「食べて、食べて」とすすめられた。
注文ものがやってきた。下の写真の右のお皿、これが日本のテンプラの原型らしい。

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テンプラの由来を調べてみた。 ウィキペディアによると、諸説さまざまな由来が紹介されていた。

1,ポルトガル語の temperar (動詞:「調味料を加える」「油を使用して硬くする」の意。三人称単数で tempera)。または tempero (調理あるいは調味料の意)であるとする説。
2,スペイン語・イタリア語の témporas (天上の日、斎日(en:Ember Days)の意)であるとする説
3,ポルトガル語の temporras (金曜日の祭り)であるとする説
4,ポルトガル語の templo (寺の精進料理)であるとする説
5,テンペラという絵具に由来するという説
6、ポルトガル語の temporal (一時的な・臨時の)から来たとする説
7、油を「天麩羅」(あぶら)と書いていたものが後に音読されるようになったとする説
8、テンピユラリ(天火揺らり)を語源とするとの説

諸説入り乱れているかのような感じだが、室町時代に日本に入ってきた南蛮料理がいまのテンプラ(天ぷら、天麩羅、天婦羅)になったのはまちがいないだろう。

スペインではカルメンとドン・ホセが食べたという「あげもの」を私たちも食べたが、イベリア半島には魚介類を揚げて食べるという文化があり、それが日本に伝わってきたのかと思う。テンプラの原点にふれることができた。

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レストラン前の広場に、パッカー車が来てごみを収集していた。雨が降っていても仕事には関係ないかのようにテキパキと作業が進む。

さて、雨の中をデパートや子ども用品の店をのぞく。雨の坂道をあっちに行ったり、こっちに行ったりして、地図にあったコルク専門店を探し当てたが、なんとリニューアル中。明日がオープンと掲示してあったのにはがっくり。

雨も全く止む気配がなく私の靴も水が入りビショビショ状態になったので、ロッシオ駅から地下鉄に乗ってポンバル公爵広場までいくことにした。ここはバスステーションになっている。ここからバスでホテルに向かう。地下鉄もバスも一枚のフリーチケットがあるので本当に役に立った。

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バスの中の様子。
前乗りでチケットを機械にかざす。ボタンを押して停車を知らせるのは日本と同じ。中ほどにあるドアから降車。

ホテルについて一息。部屋で日本のコーヒーでも飲もうとしたら、電気ポットが故障。外国旅行のたびに持って行った小型のケトルももう限界のようだ。
ホテル前のショッピングセンターに夕食の買い出しのついでに、ポルトガル製の電気ポットを探すことにした。

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可愛い電気ポットがあった。

二人分のお湯がわかせる、旅行にはピッタリの大きさ。前のポットとほぼおなじ大きさなので、即買うことにした。

200ボルト対応なので、変圧器もいらない。
ヨーロッパの旅行には役に立ちそうだ。

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スーパーだけでなく、専門店も充実したショッピングセンターだった。 残っていた日本へのおみやげものも結構ここで買うことができた。

日本人観光客以外に、ヨーロッパ各国からの外国客らしい人もいる。もちろん中国や韓国からの観光客も。

エスカレーターに着目した。ほぼ100%の確率で右側に立っている。
フランスのデパートもそうだった。その時のガイドさんが、ヨーロッパのほとんどは右側に立っていますよ、と言っていたことを思い出した。

ポルトガルの人も、ポルトガルに来ている外国の人もエスカレーターは右側に立っていた。大阪と同じだ。やっぱり大阪が世界標準だと笑顔が出る。

さて、明日はいよいよ帰国。朝の4時30分に空港へのバスに乗る予定。
リスボン発7時10分、フランクフルトで乗り換えて日本へ。
ホテルの部屋での夕食の後は、荷物の準備。早く寝なくては。

 

 

 

ポルトガル紀行 21” への2件のコメント

  1.  22の所にふきだしが無かったので、コメントはここに残します。ポルドガル紀行が終わりましたね。7,8日の旅行でこれほど長い紀行文を書かれたのには感心します。当方なら数回で終わってしまいます。
     このシリーズで印象に残ったのは17の発見のモニュメントと18のファドです。発見のモニュメントにバスコ・ダ・ガマ、マゼラン、ザビエルと日本と大変関係のある有名人がいるのですから驚きでした。その大きさや彫刻も見事です。
     ファドはちあきなおみが何を歌うのか迷っていた時に出会った音楽ということを思い出しました。以前に録画したものを見直す機会にもなりました。ちなみにお送りしたDVDには添付文書も入れました。レターパックの方に残っているのかもしれません。霧笛も出て来ましたよ。

    • 風見鶏さんへ
      ありがとうございます。もう1回分の原稿があります.ちよっとしつこいですかね(笑)。
      記録に残しておこう、という考えで書いていますので、長くなってしまいます。せっかくの海外旅行が、1周間もすると忘れてしまうので……。
      ボルトガルはいいところでした。ヨーロッパの最西端というのも魅力がありますし、なんとなく日本の情緒とあう雰囲気がありました。
      それがファドという芸術への郷愁になるのかもしれません。こぶしのように歌い上げるところは、津軽海峡冬景色の石川さゆりさんですが、全体の雰囲気は
      ちあきなおみさんの雰囲気によくあっています。
      風見鶏さんのブログで私のブログを紹介してくださってありがとうございます。
      また日常の生活で見つけた話題をブログに書いていきます。
      今後もよろしくお願いします。

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