ポルトガル紀行 12

ポルトガル5日目
        リスボン ロカ岬

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夜明け、海から朝日がのぼって来た。今日は天気が良さそうだ。

リスボン。
ポルトガルの首都。ポルトガル最大の都市。ヨーロッパで最も西側にある政府首都。さらにいえば唯一大西洋岸にある首都。
1497年、ヨーロッパ人で初めてインドまでの航海をしたといわれているバスコ・ダ・ガマは、このリスボンの港から出発している。

そして、町の大半が壊滅するという大きな地震を経験している町でもある。

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落ち着いた照明の朝食レストラン。 コーヒーはいりますか?と係の人が聞いてくる。 With milk と応えると、写真右のようにコーヒーの入った容器とミルクの入った容器を持ってきて一杯目を入れてくれて、二つの容器をテーブルの上に置いて立ち去る。
あとは自由にお飲みください、ということだ。旅行中のどのホテルも同じだった。

バスに乗って約50分。42kmの移動。目的地はロカ岬。
ロカ岬2

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 CABO DA ROCA              ロカ岬
AQUI….                   ここに...
ONDE A TERRA SE ACABA         地終わり
E O MAR COECA….               海はじまる
    (CAMOES)              (カモンイス)
PONTA MAIS OCIDENTAL DO          西の先端
CONTINENTE EUROPEU          ヨーロッパ大陸の

CAMARA MUNICIPAL DE SINTRA      シントラ市役所
     1979                1979年
LATITUDE 38°47 NORTE            緯度 北緯38度47分
LONGITUDE 9°30 OESTE           経度 西経9度30分
ALTITUDE 140M ACIMA DO NIVEL     高度 平均海面から140㍍
      MEDIO DAS AGUAS

「ここに地終わり、海はじまる」はポルトガルの詩人カモンイスの叙事詩「ウズ・ルジアダス」の第3歌第20連の一節だそうだ。

カモンイスと言う名は、ポルトガル旅行でよくガイドさんから聞いた名前。
ポルトガル史上最大の詩人と言われている人(1524年頃〜1580年)。彼がなくなった6月10日は「ポルトガルの日」として祝日になっていて、彼の詩はポルトガルの高校では必ず習うそうだ。ポルトガルには彼の詩碑があちこちにある、という話を聞いた。日本で言えば松尾芭蕉の句碑みたいなものかもしれない。

ここで日本に帰ってから知った話。京都の先斗町の「ぽんと」はポルトガル語のPONTA(先、端という意味)から来たという説があるらしい。

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上の左の石碑はシントラー・ライオンズクラブの記念碑らしい。
右のアズレージョは売店の壁に飾ってあったもの。

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売店でモーニングコーヒー。ホテルのコーヒーとはまた違って美味しい。
灯台にもトイレはあるが、ここの売店にもある。有料トイレだが、何か買うと無料で使うことができる。

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赤い灯台が、青空と青い海によく映えている。ここには観光案内所がある。
ここで「最西端到達証明書」を発行してもらえる(有料)。それが下の写真。

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ロカ岬証明書

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大きなもので、半分に折った状態でもA4のスキャナーにはかからないので、見開きの状態を写真に撮った。
上の写真が表紙と裏表紙。中に証明書が挟み込まれている。黄色い点のところに名前が手書きされている。
裏表紙には9カ国語で訳されたものがのせられている。その中に日本語もある。

「証明書 ポルトガル国シントラにあるロカ岬に到達されたことを証明します。ここは、ヨーロッパ大陸の最西端に位置し、「陸尽き、海はじまる」と詠われ、新世界を求め、未知の海へとカラペラ船を繰り出した航海者達の信仰心と冒険魂が、今尚、脈打つところです。」
なかなか格調高く訳されている。

上の左の船の写真は、この後行ったシントラの宮殿にあったもの。このような船で大西洋、インド洋に乗り出したのだろう。

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天気が良くてよかった。風が強くて立っていられない時もあるそうだ。 朝も早かったので、観光客も少なく、ゆっくりとロカ岬を楽しむことができた。
ヨーロッパ人から極東といわれている日本から、ヨーロッパ大陸の最西端への旅。日本人なら来たくなるような刺激的なフレーズに誘われてやって来た。
この海の先は、アメリカ。ニューヨークになるそうだ。人間が新しい世界を夢見てチャレンジを試みようと決心したところだろう。

 

 

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