ポルトガル紀行 5

ポルトガル三日目
        ポルト市内観光①

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写真左が泊まった部屋の正面に見えるレストランのある建物、貴族の館。
そして貴族の館から見て、向かい側に見えるピンクの建物が宿泊した棟。

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私たちが泊まった部屋と食事をとった棟とは向かい合わせの位置にあった。

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部屋から見えた川と庭。貴族の館の上にある風見鶏。これはクジラだろうか?

食事をとってパスに乗ってポルトの街の観光。
まずは市内の大聖堂のそばにある広場から街を見る。

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ポルト地図1

ポルトの町はリスボンから北へ約300kmのところ。ドロウ川北岸の丘陵地にある街。丘の起伏が激しく、バスに乗ってもひやひや。
ローマ時代にはカーレとよばれる州で、港(ポルトゥス)の役割を持っていたのでポルトゥス・カーレと呼ばれていた。それがポルトガルの語源だと言われている。それだけ歴史のある街。

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ここ大聖堂(カテドラル)はもとは要塞として17世紀にたてられたもの。
18世紀のアズレージョが美しい。

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銀細工の祭壇で有名という案内があった。

ポルトガルの教会では聖母マリアへの信仰が厚いことがわかった。
私たちが行った教会の多くには聖母マリアが祀ってあった。

クリスチャンでない私にはよくわからないが、カトリックの教会では聖母マリアの像が祀られているそうだ。

大聖堂から坂道を下ってサン・ベント駅に向かう。

この日は雨まじりの天気で、風もときどき強くなり、おもわずコートの襟をたて、ポケットに手を入れて歩く。

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サン・ベント駅の構内はタイルの壁画でおおわれている。
ポルトガル語でタイルのことをアズレージョという。そのなかでも、写真のような青い絵の装飾タイルが有名。
スペインに行った時に見たタイルを思い出す。スペイン語でタイルのことをアスレホといい、「青い」という意味があることをそのときに知った。ポルトガル語も同様で、その語源は「青」という意味のAZULーアズールにあるそうだ。しかし、アラブ語のal-zuleique(なめらかに磨かれた小さな石)から来ているという説もある。
このサン・ベント駅のアズレージョは2万枚のタイルで、1930年、ジョルジュ・コラソという人の制作。ジョアン1世のポルト入城やセウタ攻略などポルトガルの歴史が描かれているという。
青い色はコバルトの発色によるものらしい。このコバルトについて司馬遼太郎さんが「街道をゆく 南蛮のみちⅡ」で次のように書いている。

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〜陶磁器にコバルトを盛大に使用するということは、元帝国によって可能になった。 「元の染付」と、日本でも珍重されたものである。・・・・略・・・・・
呉須・染付・青花とよばれる磁器は、まず素地に青料(コバルト)で絵付けをしたあとで、一種のガラスである透明釉(とうめいゆう)をかける。元代、最大の陶器工業地であった景徳鎮でこれがさかんにつくられ、製品はふたたび回回(フイフイ 中国でのイスラム教徒の呼び名)たちによって西方にはこばれ、さらに西に行って、十三、四世紀のヨーロッパ人の憧憬と購買欲をあおった。
ヨーロッパ人たちは、中国陶器を高価な飾り物としてあつかったが、やがて自分たちもコバルトをつかって青一色の濃淡で絵付けをし、ガラス質の釉薬(うわぐすり)をかけて、タイルや皿などを焼き始めた。
つまりは、青の単色画(モノクローム)が描かれた。単色画は中国や日本は墨絵の伝統があるためそれなりに一定の手法があるが、ヨーロッパに来ると、このタイル画がそうであるように洋画風になる。・・・・略・・・・・
リスボンから船に乗ってサブレス岬をまわれば、アフリカ沿岸である。アフリカはいまもそうだが、世界的なコバルトの産地である。ポルトガルでは、容易に材料が手に入る。・・・・・略・・・・・。

なるほど、文化・芸術というものは世界的な規模で影響しあっているのだなあと思う。

さてバスに乗って、ポルトの坂道を上り下りしてサンフランシスコ教会へ。

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IMG_0873残念ながら、このサンフランシスコ教会の内部は写真撮影禁止。
入り口でパンフレットを買うが、日本語表記のものがないので英語版を買う。

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この教会の内部は金泥細工といって、天井、壁、柱は、蔓草、鳥、天使など金箔を貼った彫刻で飾られているのが有名。 そしてパンフレットの写真に有る、The Tree of Jesse (ジュッセの樹)とよばれているキリストの系図が必見だと説明があった。

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ポルトの旧市街地には市電が走っていると説明があった。路面電車といわずに市電というのがおもしろかった。ポルト市の経営なのだろう。
このサンフランシスコ教会前が終点、始発の駅のようだ。

サンフランシスコ教会の見学を終えた私達は、再びバスに乗ってドロウ川をわたり、ポートワインのワイナリー見学にいく。試飲できるのが楽しみ。

 

 

 

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