大英博物館展 in 神戸

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ここは神戸市立博物館。三宮にあり、JR・阪神・阪急の駅から徒歩で10分ほどの大変便利な博物館。11日(月曜日)まで「大英博物館展」が開かれている。

平日なのに、かなりの人。孫を連れた人たち、親子連れ、さまざまの年代のカップル。年配の人たちが目立った。

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左の写真は、館内のショップで買ったミニブック。
大変要領よくまとめてあると思った。

この「大英博物館展」の特徴は、サブタイトルにあるように「100のモノが語る世界の歴史」、100のモノで人間の歴史を見てみようと言う試み。

パンフレットにはこんなふうに書かれている。

「英国ロンドンにある大英博物館は、人類の文化遺産の殿堂として約700万点に及ぶ膨大なコレクションを誇ります。本展は、大英博物館長ニール・マクレガーによる解説で人気を博したBBDのラジオ番組にもとづき、8つの全所蔵部門から厳選された100作品をとおして「世界の歴史」をたどろうとする壮大な試みです。アフリカで作られた最初期の石器から、現代のクレジットカードに至るまで、さまざまな時代と地域のモノが人類200万年の「歴史の断片」を語りかけます。・・・・略・・・100のモノに秘められた物語を読み解き、時空を超えた世界旅行をお楽しみください。」

買ったミニブックを利用しながら、見学したことを振り返ってみよう。
100のモノのトップは、石器。

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これが人類が残した最初の石器か・・・。
200万年前、といったら、アフリカヌス猿人からホモ・ハビリスの時代。ネアンデルタール人やホモ・サピエンスの歴史は20数万年前といわれているから、遥かずっと昔のモノだ。石器を見るたびに、どうして石を加工しようと思いついたのだろか?と考えてしまう。道具が今の人類に進化させたというが、そもそもの最初のきっかけは何だったんだろう。

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受付にあったパネルに展示されているモノを説明しておこう。

1.No.65の「青花皿」。1330〜1350頃 中国江西省景徳鎮のもので、中東に輸出するために作られたものらしい。数10cmの大きさ。
2.No.68の「ヘブライ語が書かれたアストロハーペ」。1345〜1355頃 スペイン製と言われている。天体観測用の機器であり、太陽、月、惑星、恒星の位置測定や測量に使われたそうで、六分儀が発明されるまでは、航海での主要な測定機器であったらしい。大きさは直径10数cmか?
3.古代エジプトの棺。入り口の最初に置かれていた。
ロンドンの博物館に行った時に、それは沢山の棺やミイラが展示されていたことを思い出した。
ミイラについての以前のブログはこちら

http://ungaisoten.com/2013/06/08/%E5%A4%A7%E8%8B%B1%E5%8D%9A%E7%89%A9%E9%A4%A8%EF%BC%92/

4.No.87の「ビーグル号のクロノメーター」。1795〜1805年頃。イギリス。
この時計がダーウィンと一緒に世界一周をしたのだ。
5.No.64の「イフェの頭像」。1300年〜1400頃。ナイジェリア。真鍮製。
説明に「高度な技術と優れた芸術性が見事な真鍮の像。これによって、それまで低く見られていたアフリカ文化への認識が変わった」とある。それを読んで、人類誕生の地であるアフリカへの偏見があったのだなあ、と思う。ほぼ等身大の大きさ。
6.No.62の「ルイス島のチェス駒」。1150〜1200年頃。イギリス・ルイス島。
パネルに1つ、もう1つは大きく拡大して人と一緒に写真を取れるようになっているが、実際は約10cmの高さの、小さなセイウチの牙、クジラの歯で作られたもの。

その他にも貨幣や硬貨、紙幣などの「お金」にかかわるものも、多く展示されていた。機会があればまた紹介したい。

ミニブックにはなかったが、有名な「ロゼッタストーン」のレプリカが展示されていた。(No.27 紀元前196年。エジプト)
ロンドンで実物を見た時は、ガラス製の箱に入っていたが、写真を取ることができた。そのときの様子はこちらのブログ。

http://ungaisoten.com/2013/06/05/%E5%A4%A7%E8%8B%B1%E5%8D%9A%E7%89%A9%E9%A4%A8/

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日本のものはというと、
No.6の「縄文土器」。 紀元前5000年頃のもの。縄文式土器は紀元前2万3千年にさかのぼると言われている。この展示されていた縄文式土器は中に金箔を貼って茶器の水指として使われたというものだった。
No.66−2の「蓮の葉形三島皿」
1700年〜1850年頃のもの。
No.73「柿右衛門の象」 左の写真がその象。1650〜1700年頃。
高さ30cmぐらいの色絵磁器。
No.89の「北斎漫画」
No.91の「自在置物(へび)」。1800年〜1900年頃。鉄で作られた蛇。自由自在に動く金属工芸品。

さて100番めの最後のモノはなんだろう? それはこれ。

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ソーラーランプと充電器。太陽光さえあれば、電気や携帯電話を簡単に利用できるようになった。なるほど、現代は電気の時代だったことをあらためて感じる。

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人類200万年の歴史をモノで振り返ってみようというものだが、最後にNo.97の「銃器で作られた『母』像」2011年、モザンビーク。
を紹介したい。

「アフリカのモザンビークでは、内戦後に700万以上もの銃が残された。
再び銃が使われることがないようにとの願いを込めて、武器から平和のシンボルがつくられた」と説明にある。

このモザンピークには紀元前300万年前から人類が生活していたという。
また日本とでは、鉄鉱石やマンガン、チタンなどの鉱山資源、エビなどの漁業で関係が深い。

人類の祖先が住んでいた地でも、現代人の争いが絶えない。
今日は北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)が水爆の実験をしたらしい、というニュースが流れた。
いったいいつになったら、この地球上から、人間同士の争いごとがなくなるのだろう、と思ってしまう。

数百万年たっても、人類は発展途上なのだなあ。

 

 

 

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