スペイン「カルメン」紀行19

パエリアとピカソとタパス

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 バスに乗ってやってきたのは、海岸沿いのレストラン。

今日はスペインの旅の五日目。ちょっと振り返ってみると、

・日本からスペインまでで1日を費やした。

・アンダルシアの白い街「ミハス」、グラナダの「アルハンブラ宮殿」を観光したのが2日目の事だった。

・3日目はゴルドバへ行って「メスキータ」と「花の小径」の見学。そのあとバスに乗ってセビリアへ移動。
そして夜には「フラメンコショー」。

・明けて4日目はセビリア市内の観光、カテドラル、ヒラルダの塔、スペイン広場、そしてカルメンのタバコ工場だったセビーリア大学。それから飛行機に乗ってバルセロナ。

・5日目がガウディに関する建築物の見学となったわけだ。
さあ、今日のお昼は地中海料理のようだ。

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スペインといえばパエリア。ここで、カルメンの語り手である考古学者とドン・ホセが食べたであろう本場のパエリアを食した。 パエリアとはどういうお料理なのだろう? 
ウィキペディアをみると、

 パエリア、パエヤまたはパエージャ(バレンシア語:paella)は、米どころとして知られるスペイン東部バレンシア地方発祥の、米と野菜、魚介類、肉などを炊き込んだ料理。スペインを代表する世界的に人気の料理の一つで、本場バレンシア地方ではパエリアの祭りもある。
 本来「パエリア」は、バレンシア語でフライパンを意味する。バレンシア地方の外にこの調理器具を用いた料理法が伝わるうちに、調理器具よりも料理の名称としてスペイン人全体や他国民に浸透していった。パエリアを炊く人のことを女性なら「パエジェーラ」(paellera)、男性なら「パエジェーロ」(paellero)と呼ぶ。
 パエリアの起源は、スペインに稲作をもたらしたアラブ人に由来する。西暦9世紀以後、アル=アンダルスのムスリムの間で作られてきた。ピラフと同様にその歴史は古い。 つい近年までは、オレンジの果樹園で働く農民たちが、オレンジの木の下でパエリアを昼食として調理する姿が頻繁に見かけられたという。

なるほど、スペインの名物パエリアも、イスラムとの歴史が織り込まれている。 さて、この黄色いお米は「サフラン」による着色による。
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左の写真はセビ−リアのトリアナ地区にあったマーケットで買ったサフラン。

そもそもサフランとはアヤメ科の多年草植物のめしべを乾燥させたもの。
古くはギリシャが原産地とも言われており、紀元前からそのめしべが香料・染料として使われていた。
ヨーロッパでは王族だけが使うロイヤルカラーとされた時代もあったという。
そのサフランをたっぷり使ったパエリアは目も舌も楽しませてくれる料理だった。

松本侑子さんの「ヨーロッパ物語紀行」では、次のように書かれている。

「パエリアに欠かせない米とサフラン・・・。スペインの稲作は、灌漑技術をもっていたイスラム教徒が伝えた。米に黄色い色と芳香をつけるサフランは、かつて同じ重さの黄金よりも高価だった香辛料で、今ではスペインが世界最大の産地だ。」

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レストランの裏側は、地中海。海に浮かぶヨット。浜辺を散策する人、風景画を見ているようだ。

さて午後は自由時間。
私たちはピカソ美術館に行くことにしていた。
昼食の後に、ホテルに戻ってタクシーに乗ることにした。ドライバーが女性だった。ガイドさんに頼んで美術館の直ぐそばまで案内してもらうようにお願いする。車一台が通れるぐらいの石畳の道を行く。両側の歩道は多くの観光客とお店がいっぱいだった。美術館に横づけはできず、美術館へ行く路地のような道の前の交差点でおろしてもらう。

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美術館は写真撮影禁止のため、写真は撮れなかった。上と左の写真はガイドブックのもの。美術館はガイドさんの行っていたように、多くの外国人観光客が列を作っている。左の写真のように待つこと約1時間。
下の写真が唯一の一枚。中に入ったところにあるミュージアムショップの前。

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ここに来たかったのは、前々からピカソのデッサンについて知りたかったからだ。
ピカソ=抽象画 というふうに学校で習っていて、ピカソの絵といえば顔が重なったり、眼や口が変なところについていたり、というふうな知識しかなかった。でもある時、ピカソが抽象画を描いていく時には、精密な写実的な絵が先にあって、それがデフォルメされて現在のような絵になった、その制作過程のビデオを見たという人の話を聞いた。
それ以来ピカソの絵の変遷について、自分の目で確かめる機会がないものかと思っていた。

ここの「ピカソ美術館」にはそれがあった。
なるほど、ピカソの写実的な絵を見て、基礎の素晴らしいデッサン力があることがよくわかった。長い絵画の技術史の上に、ピカソの発想が花開いたのだと思った。

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ピカソ美術館ではもっと時間がほしかったけれど、夕食はみんな集まってレストランに行くので、街を見物しながら(スリに注意と何回も言われているので、バックをコートの下に隠して)ホテルに帰る。

夕食予定のレストランの下見を兼ねてそこの喫茶でコーヒーを飲むことにした。

スペインの人が飲んでいるコーヒーが飲みたかった。メニューを見てもスペイン語がわからない。横についている英語で判断するしかない。

XXXXX・・・・Espresso
XXXXX・・・・Espresso size coffee with very little milk
XXXXX・・・・White coffee
XXXXX・・・・Cappuccino
XXXXX・・・・Irish coffee

こんな感じで文字が並んでいた。うーん、普通のコーヒーはどれなんだろう。
スペインの人が飲んでいるコーヒーはミルクたっぷりのコーヒー。二番目はわざわざvery little milk と書いてある。そうすると三番目のWhite coffee か? と考えてこれを注文する。
“Espresso and White coffee please.”  
エスプレッソは通じたみたい。でもホワイトコーヒーが通じない。しかたがないのでメニューを指差す。若い男のウェイターさんは、ニッコリ笑って
”White Coffee” と言って了解したという表情。

うーん、どこが違うんだ。

スペイン最後の料理は「タパス」料理。

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タパスと言うのは小皿と言う意味。 そしてタパス料理というのは、小皿料理の総称。生ハムやチーズの他にいろんな食材がタパス料理として親しまれているそうだ。日本で言えば居酒屋さんで各自がアルコールのあてとしてちょっとした料理を頼むようなものかもしれない。レストランの2階では、バースデーパーティーをやっているようで華やかで賑やかだった。こんな食事も何か楽しい。

 

 

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