スペイン「カルメン」紀行14

スペイン広場

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スペイン広場といえばオードリー・ヘップバーンの「ローマの休日」を連想してしまうが、ここはセビーリアにある「スペイン広場」。ウィキペディアを引用すると、

「スペイン広場(スペインひろば、Plaza de España)は、セビリア市中心部南寄りにある広場の名称。元来は1929年にセビリアで開催された万国博覧会「イベロ・アメリカ博覧会」の会場施設として造られたもの。パビリオンとして建てられた広場内の建物は、セビリアをはじめアンダルシア地方の典型的な建築様式であるムデハル様式を取り入れたもので、両翼に半円形に延びる回廊と、スペイン各県の歴史的出来事を描写した壁面タイル絵が特徴的である。 著名な映画のロケで使われた例が2つ。一つは『アラビアのロレンス』で英軍が逗留するカイロのホテルとして。もう一つは映画『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』でアナキン達が惑星ナブーに着いた直後のシーンである。」

日本に帰ってきてからその二本のビデオをツタヤでレンタルした。
「スター・ウォーズエピソード2/クローンの攻撃」の惑星ナプーに「スペイン広場」の全容が出ていた。もちろんSF風に色付けされているがこれはたしかにスペイン広場。また「アラビアのロレンス」は二枚組になっている長編だが、一枚目の最後近く、ロレンスがカイロにたどりついた場面で報告に行った建物がスペイン広場そのもの。円形の廊下や高い塔がきっちりと映しだされていた。
どちらもあらためて映画で見ると、スペイン広場は美しい建物だ。

グーグルの写真でその全体像を見てみよう。

スペイン広場写真

スペイン広場はでかくて、広かった。

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ここの特徴は壁面のタイル。ブルーがとても美しい。 100年近く経っているので、その修復作業も行なわれているようだ。

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ところで、タイルとすベインとの関係はどのようなものなのだろう。 ガイドさんの話では何やら歴史があるらしいし、ガウディの建造物にもタイルが使われている。 少し調べてみた。

タイルの歴史は古く、世界で一番古いタイルはエジプトの階段ピラミッドにあり、水色をした綺麗なタイルだそうだ。水色は銅による発色で、今から4600年以上前のものだからすごい。
現在のようなタイルは7世紀から8世紀にイスラムで誕生したらしい。中国の陶芸技術が加わり、様々な技法を発明したという。
この技術がイスラムの拡大とともにスペインに伝わり、ヨーロッパ各地に広がったそうだ。そういう意味では、タイルの発展にはイスラムとスペインの果たす役割は大きかったことが分かる。
タイルという言葉は日本語だが、他の国ではどう言っているのだろう。
「世界のタイル博物館」というホームページを見ると、

日本   タイル
イギリス tile(タイル)
フランス carreau (カロー)
ドイツ  Fliese(フリーズ)
イタリア piastrella(ピアストレラ)
オランダ tegel(テーヘル)
スペイン azulejo(アスレホ):青いと言う意味

という表があった。
スベイン語のタイルは「青い」という言葉から来ているのを知って、なるほどと思う。「スペイン広場」の青いタイルは、古い歴史があるのだ。

ところで日本にはいつ伝わってきたのだろう。
飛鳥時代に「仏寺を造営するに当たり、寺工、商工、瓦博士が送られてきた」と日本書紀には書かれているらしい。この瓦技術によってつくられたタイルが日本最古のものらしいが、本格的にタイルが利用されてきたのは、やはり明治時代になるそうだ。

タイル三大輸出国は、イタリア・スペイン・中国ということで、とにかくスペインのタイルは世界でも有数の生産地ということだ。

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さて「スペイン広場」の見学のあとは、「タバコ工場」だ。

上のグーグルの写真でわかるように、セビリア大学はかつて「タバコ工場」だった。 そう、カルメンが働いていたタバコ工場。ドン・ホセがカルメンと出会ったあのタバコ工場。今は若者が勉学に励むセビリア大学になっている。

ここからは徒歩で向かうことになる。

 

 

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