堺の和菓子 茶寮つぼ市製茶本舗

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ここは抹茶カフェと一言では言い表せないところ。抹茶だけではなく、玉露、ほうじ茶、煎茶といろいろある。やはりお店の名前のように「茶寮 つぼ市製茶本舗」とフルネームで言ったほうがいい。

1853年(嘉永3年)3月、堺で茶商「やまいち」として創業、という260年あまりの歴史がある「つぼ市製茶本舗」。その喫茶店というか、カフェというか、やっぱり「茶寮」というのが一番ピッタリのお店が2年前に堺市にオープンした。それがこの「茶寮 つぼ市製茶本舗」。

堺市内の古くからある町家を改造して、新しいスタイルのお店になっている。お店の人に「ビフォー・アフターですね」と言うと、笑っていた。

駐車場があるのもありがたい。
4台のスペースがあるが、私の行った時は雨のためか、満車状態。

 

茶寮

 

IMG_7921 IMG_7926 IMG_7925なかなか雰囲気のあるお店。 入り口には、お茶に関係する商品が展示販売されている。

メニューを見ると、パイやパフェやスムージーなどかなりたくさんの種類がある。
抹茶のスイーツと茶粥を注文した。
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奈良に遊びに行った時に、茶粥を食べたことがあるが、私にはあまりなじみのない料理。 でも1日10食の限定食なので、興味がわいて食べることにした。 写真のようにたいへんおしゃれにできあがっている。 おかゆもたいへん食べやすい(おかゆだから当たり前だけど、味付けが嫌味でなかった)。お汁も浅漬けも健康によい、という感じの仕上がりだった。

抹茶スイーツも、お抹茶と抹茶を使ったアイスクリームやおまんじゅう、クッキー風の仕上がりのスイーツなど、種類が楽しめるようになっていた。

なんと、茶粥にはデザートがついていた。

IMG_7941紅茶と抹茶プリン。飲み物は紅茶と煎茶、ほうじ茶から選ぶことができた。

窓から見える奥庭の風情も楽しめる。
確かに「市中の山居」。喧騒を忘れ、ゆったりとした時が流れる場所。

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町家を改造した、今風のカフェ。

カフェの営業は11時から18時。
お茶などの販売は、10時30分から18時。
どちらも営業時間に注意しないと、閉店時間になっているかもしれないところ。

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上はお店でもらったカードのうら。地図が載せられているが、今はファミリーマートはなくなっているので注意。

また来たくなると思えるお店だった。

*くわしくは茶寮つぼ市製茶本舗のホームページと、

http://www.tsuboichi.co.jp/saryo

*つぼ市製茶本舗のホームページを参照。

http://www.tsuboichi.co.jp/product

 

 

梨のジャム

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梨のジャムを作ってみよう。
参考にしたレシピは、クックパッドの「*梨ジャム*」と言うレシビ。

用意するものは、 梨・・・1個
砂糖(あればグラニュー糖)・・梨の重量の30%
レモン汁・・・大さじ1
ポッカレモンがあったのでそれで代用。

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梨を半分に切る。

半分をすりおろし、
残りの半分をイチョウ切りにする。

写真のような大きさに切ったが、
もう少し小さいほうが食べやすいと思う。

鍋に梨を全部入れて、その上から砂糖とレモン汁をかけて、砂糖が溶けるまで待つ。
砂糖がしっかりと溶けたら、中火にかけて煮る。途中でアクが出てくるので、こまめに取る。

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焦げないように混ぜながら煮詰めていく。
好みのとろみが付いたら火を止めて、熱湯消毒したガラス瓶に入れてでき上がり。

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すりおろした梨の中に、イチョウ切りにした梨が混ざっていて、触感が二倍に楽しめるジャムになった。

作業は複雑ではない。
アクを取ったり、焦げないようにまぜながら、そして好みのとろみになるように見ていくのに時間がかかったといえる。
ジャムは冷えると固くなってくるので、熱している時のとろみ具合は、ちょっと柔らかいかな、と思える程度でストップするほうがいいと思う。
また、イチョウ切りにした梨は、私は大きいと思ったので、混ぜながら柔らかくなったら半分の大きさに切断していった。最初からもう少し小さく切ったほうが作業的には楽だったかもしれない。
梨の果実のシャリシャリ感を楽しみたければ、これぐらいの大きさに切ったり、あるいは丸々1個をすりおろしてジャムにすれば完全なトロリとしたジャムにもなる。そこは個人のお好みにおまかせ。

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朝食に梨のジャムを使ってみた。 天然酵母のパンにとってもあう。
デザートには、梨を冷凍して冷凍梨にした。ヨーグルトをかけてみると、冷凍した梨がシャーベットのような触感になっていたのがおもしろい。
梨の調理もいろいろあって楽しむことができた。
広島の知人に感謝、感謝。

 

 

梨のケーキ

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広島に転居した知人から梨をいただいた。
減農薬のおいしい梨。
そのままいただいてもおいしい。でもスイーツ作りをしてみようと考えてケーキとジャムを作ってみた。
ネットには沢山のレシピがあった。クックパッドの「ホットケーキミックスで簡単梨ケーキ」と「梨ジャム」を参考にさせていただいた。
ケーキとジャムづくりを2回にわたって紹介する。今回は「梨のケーキ」。

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材料は、
◎梨・・・1個半
◎玉子・・2個
◎牛乳・・45ml
◎アーモンドプードル・・20g
◎バター・・・60g
◎ホットケーキミックス・・240g
★シナモン・・・適量
★砂糖・・・大さじ1と大さじ2
★バター・・・20gと10g
★レモン汁・・・適量

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梨1個は16等分に切り、厚さ1cmぐらいに切る。

残っている半分の梨は、8等分ぐらいに薄く切る。

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薄く切った方の梨を、バター20gと砂糖大さじ2とシナモンを入れて、少し透き通るまで煮詰める。

バターの代わりに、ケーキ用マーガリンがあったのでそれを使用。

少し透き通るまで煮詰める、というのがレシピに書いてあったが、透き通ると言ってもどのへんまで煮詰めていいのかわからなかった。かなりたっぷりと時間をかけたと思う。

厚さ1cmに切ったほうの梨は、バター10gと砂糖大さじ1とシナモンを入れて、軽く煮詰める。(今回はバターの代わりにケーキ用マーガリンを使用)

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写真右のように煮詰まった梨と、玉子、バター、ホットケーキミックス、アーモンドプードル、牛乳をボールに入れて混ぜる。

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パウンドケーキ用の容器にクッキングシートを敷き、ボウルの生地を入れ、平らにした上部にソテーした梨をならべる。

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180度に余熱したオープンに40分。 レシピでは40分だが、自分の持っているオーブンによってその時間は変わってくる。私は、20分すぎから焼け具合を確かめていった。結果的には30分程度でいいだろうと判断した。 IMG_7864

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冷ましてから容器より出す。 オーブンシートを敷いているので、取り出しやすい。
柔らかいと、容器より出すときに形がこわれることがあったので、オーブンシートを敷いたが、そのことが功を奏した。
しっとりとした舌触り。ケーキの中に入っている梨と、上においた梨、どちらも上品な味。やはり減農薬の梨がもっている本来の味が良いからだろう。

コーヒーで試食。至福の時。