レ・ミゼラブル 2015

IMG_7335ここは梅田の芸術劇場。
ミュージカル「レ・ミゼラブル」の大阪での上演があるので見に行った。

新築になったフェスティバルホールでこのミュージカルを見たのは2年前の2013年の9月だった。あの時は、もう二度と見られないかもしれないと思っていたが、実は名古屋の公演にも行ってしまった! 今回は3回めとなった。
いい演劇というものは見るたびに新しい発見と感動がある。

梅田芸術劇場の1階ロビーに大きく展示されていたコゼットのパネル。90✕180のベニア4枚をならべたぐらいの大きさ。多くの人がこの前で写真を撮っていた。
このコゼットの絵は、ヴィクトル・ユーゴー原作「レ・ミゼラブル」の挿絵から取られたもの。挿絵を描いたのはエミール・バヤール Emile Bayard (1837-1891)。彼はこのコゼットの絵で日本では有名になったそうだ。

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今回は1階席の後ろのほうだったので、役者さんの全体像がほぼ目の高さで見ることができた。 音響もよく、迫力のある歌声を聞くことができた。 何よりもいいのは、生の演奏で歌っているということ。 楽団の人が、公演前も、途中の休憩時間も入念に音のチェックをしていた。
クラシックコンサートに行く機会が最近ないので、余計に音の重量感を感じた演奏だった。

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今回は前回の時と全く違うキャストだった。 歌声で劇中人物の個性を表すのだから、その苦労や練習などは私には想像の域を超えている。 この公演ではジャベール警部の苦悩やアンジョルラスのリーダーシップがよく伝わってきた。
役者さんについては、公式ホームページに載っているのでそれを参照されたい。http://www.umegei.com/lesmiserables2015/cast.html

列にはいれよ 我らの味方に 砦の向こうに 世界がある
戦え それが自由への道

レ・ミゼラブルといえば「民衆の歌」。
ネットで検索すれば必ずヒットする名曲。
https://www.youtube.com/watch?v=o2PEvW14ZY8

レ・ミゼラブルの歴史的背景は、1832年6月5日から6日にかけておこった「6月暴動」を背景にしている。舞台の最終場面のように、市民からの応援や支援もなく鎮圧される。この鎮圧によって七月革命以来の実力的闘争は鎮圧されたと言われている。

そこから200年近くが経った現在。
少しはましな社会になったのかもしれない。
しかしこの地球上で戦争のない時代はなかったといわれているのも事実。

戦う者の歌が聴こえるか? 鼓動があのドラムと 響き合えば 
新たに熱い 生命がはじまる 明日が来たとき そうさ明日が!

このミュージカルに登場する学生のように、多くの血がながされた。そしてその流された血の上に、私達の生活がある。権利がある。
明日を信じて生きていくために、このような演劇やミュージカルが作られて残っていくのだろう。
日本の歌舞伎や文楽も同じようなものだろうと思う。
何度見ても、深く考えてしまう、内容のあるミュージカルだった。

 

 

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