上の写真は松本侑子さん作成の学習プリントの一部。
今日のレッスンは、「第20章 豊かな想像力、道をあやまる」(A Good Imagination Gone Wrong)、と「第21章 風変わりな香料」(A New Departure in Flavourings)
の二つから選んだ会話文をもとに勉強。
「第20章」のテキストを以下に紹介する。見開きになっていて、左が原文、右が訳と注釈になっている。カラフルな写真もあって、一人で勉強できるようになっている。テキストの本は、松本侑子さんの「英語で楽しむ赤毛のアン」(ジャパンタイムズ発行)。
松本侑子さんが毎回強調されているのが、現在完了形。
今回もらった資料のパンフレットと私のノートから抜き書きをしてみると。
★現在完了形 have(hss)+過去分詞 「過去との違いは、現在に関係していること。意味は三つ」
1)完了 (すでに、ちょうど)〜し終えた。 副詞 just(丁度)、already(すでに)
2)経験 (以前)〜したことがある。 befor(以前)
3)継続 (過去から現在まで)ずっと〜している。
since(〜から)、for….years. for…months, for…days.
現在完了進行形 have been doing は、3)継続の強調
Who has been telling you such stuff?
誰があなたに、そんなたわごとを(過去から今まで)言っているのですか?
We have imagined the most harrowing thing ( since April ).← since April が省略されている
(4月から)一番怖いことを考えたのよ。→4月からずーっと考え続けてきたから現在完了形の継続と考える。
時間の流れに敏感な英語では、現在完了形が非常に重要であるようだ。
アンの英語から、日常での現在完了形の使い方がよく分かる。
それから今回のレッスンで勉強したのは関係代名詞の使い方。
松本侑子さんの資料を引用すると、
★関係代名詞 〜するところの名詞 「目的格」
直前の名詞を修飾する節を導き、その節の動詞の目的語の働きをする。
目的格の関係代名詞のthat(whom、which)は一般的に省略される。
vanilla ( that . which ) you used あなたが使ったヴァニラ you used vanilla
the cake ( that . which ) Mrs Allan ate アラン夫人が食べたケーキ
Mrs Allan ate the cake
the textbook ( that . which ) you use あなたが使っている教科書
You use the textbook
★関係代名詞 〜するところの名詞
直前の名詞を修飾する節を導き、主語の働きをする。「主格」
There is a white lady ( that ) walks along the brook. 小川に沿って歩く白いご婦人
Japanese people that love Anne of Green Gables. 「赤毛のアン」を愛する日本の人々
本文のように主格のthat(ここではwhoでもよい)を省略するのは一般的ではない。
古風な雰囲気を出すために用いる場合もある。
なるほど。
関係代名詞の主格の省略というのは、学校で習ったような習わなかったような。
ネットで調べてみると確かにある。例文を紹介。
There is (was) / Here is (was)に続く場合
There is nothing (that) can be done about it. それについてはどうすることもできない。
There is a gentleman at the door ( who ) wants to see you.
君に会いたがっている紳士が玄関のところにいますよ。
ネットでは「関係代名詞の主格の省略がある場合もある」ということはわかったが、どんな雰囲気になるのかは説明されていない。
松本侑子さんの資料で、それが古風な雰囲気になることがわかってラッキー。
やっぱりここに来ないとわからないことがあるのだ。
来月もがんばってこよう。