左の写真は三ヶ月前につけたかりん酒。
一昨年に初めて作ったが、約1年間ほったらかしにしておいたら、カリン酒が3分の1近く蒸発していた。
空気に触れていたカリンも色が変わり、カリン酒自体も「えー、こんなもの?」と思う味だった。
つけていたカリンは全て破棄して、カリン酒は飲むことにしたが、「もひとつだなあ。」というのが正直な感想だった。
昨年の11月にスーパー万代でカリンが売られていたので再挑戦した。
カリンについていた説明書。
この説明書のとおりにカリン酒をセットしたのが11月7日。
六ヶ月置いて失敗するのも嫌なので、三ヶ月たったので半分取り出して、残りは説明書のとおりに後三ヶ月置くことにした。
下の写真のように、空になったウィスキー瓶に一杯入れると、カリン酒も約半分になった。
取り出したカリンをひとくち食べてみると、カスカスしていて、砂糖で煮詰めても美味しくなさそうなので、ジャムにすることにした。
小さく切って圧力鍋で煮ることにした。カリンの重さは270gあった。水の量はカリンの重さの約1.5倍の450mlにした。
圧力鍋で15分加熱。 少し赤くなって柔らかくなっている。
まだジャムには固いので、フードプロセッサーで粉砕することにした。
食べてみるとかなり細かくなっている。でも繊維質の固さが感じられたので、裏ごしをすることにした。
イチゴや梅ジャムのような柔らかさはないので、裏ごしもちょっと時間がかかった。全部が裏ごしされるのではなく、カスのようのものが残った。
裏ごししたカリンにカリンの重さの半分の砂糖で煮詰めた。
中火から弱火で煮詰めていく。
煮詰める時間は自分の好みの柔らかさ、固さ加減で決める。
濃いピンク色?になり、ビンに詰めてみるとなかなか見栄えがする仕上がりになった。
自家製の天然酵母で作った食パンに、このカリンジャムを付けて食べてみる。 うーん、これはおいしい。甘さも適度で、香りや味もしつこくない。 カリンジャムの舌触りもなめらか。裏ごしした成果が出ていると思う。
また三ヶ月後にカリンジャムを作ってみよう。
*2020年12月、カリン酒につけたカリンでジャムを作る。
カリンのジャムにのこる苦味がなんとなく気になるので、りんごを入れてみた。
砂糖を入れて煮詰めるときに、りんご半分を皮ごとすりおろし、一緒に煮込んだ。
色も変わらない。私にはたいへん食べやすい味になった。
小学校の子どもがいる親戚に食べてもらうと、「あまーい。りんごの味がするみたい」と渋みも感じないようで、好評だった。