淀工 第43回グリーンコンサート

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早いものでもう一年。
淀川工科高校吹奏楽部の第43回グリーンコンサートに行く。
会場は昨年からフェスティバルホール。
今年も土曜日の第一回目の演奏を聴きに行った。

これまでは1階で聞くことが多かったが、今年は二階。
でもわりと正面なので、音も気持よく聞こえそう。

会場はほぼ満員。中学生や高校生の姿も多く見える。たぶん吹奏楽部の子どもたちなのだろう。

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オープニングはプログラムには「Opening」と書かれてあるのみ。
プログラムの説明には「グリーンコンサートは希望に満ちた新年の演奏会ですが、1年間の総括でもあります。この一年悩みや苦しみを抱えながらみんなで一緒に考え、話し合って、結果として前向きに行動する選択をしました。そんな思いを込めて本日はこの曲で幕を開けたいと思います」とある。曲名も何も書いていないし、この文章は何を言いたいのだろう(司会の田頭さんのお話では部員が書いたとか)と思っていたら、流れてきた迫力ある演奏は「翼を下さい」だった。手話も使われていた。
丸谷先生の「3年生の演奏でした」と言う説明に、私の席のあちこちで「やっぱりねー」と感心する声がひとしきり。
演奏曲目は以下のプログラムのとおり。

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今年卒業する3年生は男子が多いと思う。この子たちが1年生の時の演奏も見ているが、その時に「これは淀工にとってすごいチャンスだろうな。男子がこんだけ多ければきっとすごい演奏になるに違いない」と思っていたが、やっぱりこのオープニングの迫力はすごかった。

プログラムにシンクロのコーチとして日本に戻ってきた井村雅代さんのメッセージがあった。大阪市出身の井村さんだけに味があるメッセージだった。
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丸谷先生も、井村雅代さんもコーチとして人を育てる名人だと、私は勝手に思っているが、子どもへの愛情が人を育てるのだなあと思う。

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さて、左の写真は何でしょう。 そう、途中にある曲目当てのコーナーで勝ち取った「淀工のタオル」。

勝ち取ったと言っても私ではなく、妻があてた。

曲目は中島みゆきさんの「糸」。妻が好きな曲なので、イントロもイントロ、すぐに二階席から「ハイ!」と大声を上げた。丸谷先生の耳にも入り正解となったというわけ。こうしてこのタオルをゲット。

広げてみるとこんなかんじ。洗ったら縮むと丸谷先生は冗談めかしていっていたけれど、どうだろう。チヨット楽しみ。

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 OBだけの演奏や、歌劇「アイーダ」でのOBの協力など、見ていても多くの人の協力や応援でこの演奏会が成り立っていることがよく分かる。
グリーコンサートの演奏も、恒例の曲目だけでなく、「レット・イット・ゴー」や「ユーチューブ」などの「エ〜ッ?!」と思うサプライズもあって、楽しかった。
しかし演奏を聴きに行った私たちで感心したのはダンス。 男子も女子もこれまでで最高のダンスだった。過去にはあやしい動きの生徒もいたのに、今回は全員がバッチリと決まっていた。これも中学でダンスが必修になったからか?なんていう声も。

曲目当ての選曲もこれまでにない、多様でしかもだれもが心の何処かにあるいい思い出を思い出させるような曲目を選んでいたように私は感じた。

途中で20年前の阪神淡路大震災のことにふれた丸谷先生もさすがだった。
そのあとの「故郷」は、だれもが感慨深く歌ったと思う。

最後の「乾杯」の演奏の時、丸谷先生はこんな内容のことを言った。
「今年はほんとうに大変でした。
卒業する3年生の子たちは大変しんどかったと思う。
これまで全日本吹奏楽コンクールは、3年連続本大会に出場したら次の年は参加できない、休みになる制度でしたが、それが廃止されて、この子たちは休みがなくなった。わたしもコンクール出たくない症で出て、どうしょうかと思っていました。
夜中の2時頃メールが来てそこに「目標を失った人間はだめになります」とあった。
そのメールを送ってきたのが次期のリーダーの子だったんです。(おもわず拍手してしまった)・・・この子たちは時間の使い方は下手だったかもしれないが、日本で一番長い時間練習してきた子たちです。演奏を聞いてください」
(もう大拍手しかない! これがオープニングの説明の背景なのかなあと思う)

多くの3年生が卒業し、また新しい淀工ブラスバンド部の出発でもあるこのグリーンコンサート。月次な感想だが、3年間一つのことに打ち込んだことは、一生の宝になると思う。
この43回グリーンコンサートは、これまで7〜8年聞いてきた淀工の演奏の中で一番だったと私は思う。フェスティバルホールの音響が、シンフォニーホールや区民ホールなどの音響設備よりもいいからだ、と言う人もいるかもしれない。
そうかもしれないが、生徒たちの姿も一番美しかった。

いいものを見たり、聴いたりした後、久しぶりの仲間と飲むビールも最高だった。