天然酵母でパンづくり 24

明太子パン

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写真は中百舌鳥にあるパン屋さんで買った明太子パン。
明太子の刺激的な味がたまらないので、一度作ってみたいなあと思っていたら、息子夫婦がおみやげで明太子を持ってきたのでそれを利用して作ってみることにした。
基本は田辺由紀子さんの「素朴がおいしい天然酵母のパン」にある「バターブレッド」を参考にした。

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材料は フランスパン用粉・・・300g
生種・・・30g
砂糖・・・15g
水・・・170ml
塩・・・5g
ホームベーカリーの捏ねる機能を使って材料を混ぜる。
上の写真左が捏ねる前。
右の写真が25分捏ねた後。
下の写真のように丸めてボールに入れて一次発酵させる。
目安の時間は、25度で7〜9時間。20度で9〜11時間。発泡スチロールの箱に入れて、コタツの中に入れるなどして冬の間は温度を確保する。

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 上の写真左が発酵後の生地。右のように固く絞った濡れふきんをかけて20分ほど休ませる。

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休ませている間に明太子のフィリングを準備する。
明太子は一腹ぐらい。これは個人の好み。二腹でもOK。薄皮から身をはがしておく。 玉ねぎはみじん切り。細かいほど舌触りがいい。一腹で玉ねぎ四分の一ぐらいでいいと思う。明太子の量に合わせて作ればいい。 マヨネーズを入れてよく混ぜる。マヨネーズの分量も各自の好みで。

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 休ませた生地を六等分して、しっかりと巻いて転がしながら細長くする。 後の出来上がりから考えると、写真よりももっと細長くしたほうが良かった。
90分ほど二次発酵させる。私はオーブンの醗酵機能をつかった。

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写真を見ると、横にふくらんでいることがわかる。

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 二次発酵させた後、写真のようにカミソリなどで真ん中を1cmぐらいの深さに切り目を入れる。

200度に熱したオーブンに入れて17分ほど焼く。この時、パン生地のまわりを霧吹きでぬらしておく。

カミソリを入れたところが広がっている。

広がっているところに先に作った明太子のフィリングをぬる。

明太子のフィリングをぬってさらに5分ほど200度で焼く。 

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写真が明太子のフィリングをぬって5分焼いたあと様子。
自家製なので明太子がたっぷり塗ることができる。

製品のパンを見ると、真ん中を切って中にも明太子のフィリングをいれてあるので、横から切ってそこに明太子のフィリングを入れることにする。 

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明太子たっぷりのパンが6個できあがった。
パン屋さんの明太子パンに比べて、明太子がたっぷり。
一口かじると、表面の明太子と中の明太子が口の中に広がる。
玉ねぎの量はこれぐらいでちょうどよかった。見た目はすこし不格好だが、
明太子好きの人にはたまらないパンになった。

 

 

 

天然酵母でパンづくり 23

山パン(中種法)

 

熊崎朋子さんの「おいしい天然酵母パン」の本にあった山パン。 形が面白いし、愉快な感じがするので作ってみようと思った。

ただこの本には、直径11cm✕高さ11cmのパネトーネ型を使う、とあった。

こういった専門家が使うような型はなかなか買う機会がない。 なにか代わりに使えそうなものはないかなあ、とスーパーやデパートなどをウロウロする時間があればなんとなく探していた。

 

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そうしていたら100均でこんなものを発見した。

ステンレスアイスピッチャーと表にかいてある。
大きさも長い方の直径が11.5cmで高さが10cmだから代用できそう。

 

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材料はほぼいつものとおり。

ボウル大・・・強力粉150g
計量カップ・・・水150g+酵母20g
ボウル小・・・強力粉120g+薄力粉30g+塩6g+砂糖10g

副材料として、バター15g、卵黄1個分

 

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ボウル大に計量カップの水と酵母を入れて混ぜる。 ラップでおおい、温かい所に3〜5時間置いて中種を作る。 できあがった中種にボール小の材料とバター、卵黄を入れて混ぜてこねる。4,5分こねてラップをし、冷蔵庫に一晩入れて一次発酵させる。

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上の写真の左が発酵前の生地。右が冷蔵発酵させた後の生地。

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冷蔵庫から出した生地を軽く転がしてなまこ形にする。 めん棒で30cm✕10cmほどに伸ばし、端からまく。 生地を縦にして型にいれる。
温かい所で乾かないように60分〜90分二次発酵させる。
私はオーブンの発酵機能を利用した。

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上の写真が二次発酵後の生地。

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オーブンを190度に予熱をし、35分〜40分焼く。

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山がたのままのパンもおいしいが、レシピに従ってサンドイッチにしてみた。
薄力粉、バター、卵黄が入っているので口当たりが柔らかい。
強力粉だけだと、ハードトーストがお似合いだが、薄力粉やバターを入れると柔らかくて違ったパンの魅力が出てくる。

 

 

天然酵母でパンづくり 22

コロネ(中種法)

 

今回は熊崎朋子さんの本、「夜仕込んで朝焼きたてを食べるおいしい天然酵母パン」からのコロネ。 このパンには、本によるとコロネ型という型が必要。 スーバーなどの売り場で見てもそんなに安いものではない。毎日作るわけでもないので、作るのを後回しにしていたが、ネットでコピー紙を使ってコロネ型を作るのがあった。それならできそうとチャレンジしてみた。

「手作り、コロネ型」で検索するといろいろな作り方が紹介されているので、気に入ったやり方で作ることができる。 いろんな方法があるが12個ほどつくっておく。

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IMG_6657 材料は、
ボウル大・・・強力粉150g
計量カップ・・・水90g+牛乳40g+酵母15g
ボウル小・・・強力粉140g+塩5g+砂糖25g
バター・・・25g 卵黄・・・1個分
蜂蜜・・・15g

 

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 ボウル大に、水、牛乳、酵母を入れてまぜる。

ラップをして温かいところに3〜5時間おく。(私は冬の場合は発泡スチロールの箱に入れて保温。温度が低い場合はそのままコタツの中に入れたり、発泡スチロールの箱にお湯の入ったコップを入れるなどして温度を保つ) 

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3〜5時間発酵させたものに、ボール小の小麦粉(塩、砂糖が入っている)にバター、卵黄、蜂蜜を入れて混ぜる。
4,5分こねて、ラップをして冷蔵庫で一晩発酵させる(6時間〜24時間)
上の写真左が発酵前、右が12時間冷蔵庫で発酵させたもの。それほど大きくはなっていない。

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冷蔵庫から出した生地をめん棒で、30cm✕20cmほどに伸ばす。

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ナイフなどで1.5cm〜2cmの幅の帯状に切り、生地を少し手で引っ張るようにしてコロネ型に巻きつける。
オーブンシートを敷いた天板に並べ、温かい所で乾かないように40分〜50分おいて二次発酵させる。私はオーブンの発酵機能を使った。

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溶いた卵白をはけで生地に塗る。ゴマをふりかけておく。

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170度に予熱したオープンに入れて、約8分焼く。

型から外して予熱を取る。

コロネの中にいれるフィリングは、この本では豆腐とレンコンのフィリングが紹介されている。

 

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材料は、木綿豆腐、レンコン、ハム、粒マスタード、オリーブオイル、塩、酢。 豆腐は水切りをしておく。レンコンは1cm角に切って酢と塩ひとつまみを入れてお湯でゆでて、水気を切っておく。 ハムは1cm角に切っておく。ボウルに豆腐を入れて潰し、粒マスタード、オリーブオイル、塩、ハム、レンコンを入れて混ぜる。

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レンコンと豆腐のフィリングも新鮮味があっておいしかったが、やはり甘いフィリングもほしい。

市販のクリームと餡をかってきてコロネに入れてみる。

サクサク感としっとり感のある出来上がりだ。おやつになりそう。

でも、冷蔵庫で一晩寝かすのは時間がかかったけれど、美味しさにはかえられない。
手間と暇をかけておいしいパンを食べよう。