シューヘー・ソロ Live !

贅沢なひとときをありがとう、シューヘーさん

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行って来ました一年ぶりのシューヘーライブ。

会場は昨年と同じ大阪環状線玉造駅から徒歩5分にある「玉造さんくすほ−る」。

ただ昨年と違うのはクン・チャンが病気のため、シューヘーさんお一人のソロライブだった。

会場前にあった立て看板のポスターもシューヘーさんお一人ですこし寂しそう?

でもライブはシューヘーさんの思いと熱気あふれるものでした。

 

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左は公演前の会場スナップ。
クリスマスの季節らしく、テーブルの上にはローソク。 ローソクの火というのは、なんとなくロマンティック。 こんなことを言うのは震災や天災で避難されている人たちには申し訳ない思うが、でもゆらめく光が人間に安心と希望をあたえてくれる気がする。

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真っ赤な南海ホークスじゃなかった、ソフトバンクホークスのロゴのはいったシャツで登場。

集まったお客さんも予想より少なめ。やっぱり時期が時期だけに日曜日の夜は出にくいのかもしれない。
シューヘーさんも「シューヘーがんばれ、と会場いっぱいになって、大音量ではじめようと思っていましたが、今日は静かにいきます」と笑い顔。

でも私はこんな時期だからこそ、心の一休みの時間になったなあと後から思った。

IMG_3809公演の演目は、私のメモにまちがいなければ、

1.IMARI
2.夜の三角形
3.お尻の向こうに
4.さよならしたあとの帰り道
5.映画に行こう
6.森の悪魔
7.酒が飲みたい夜は

中休み

8,クレステッド・ヘン(アイルランドの縦笛)
9.やさしい女
10.麦わら帽子の歌
11.線路
12.ドライブ・イン
13.チェックアウト
14.フニャフニャ

アンコール曲(2曲)
 ・自由への長い旅
 ・セレナーデ

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 写真左でシューヘーさんが吹いているのがアイスランドの縦笛、ティンホイッスル。
なんとも懐かしい笛の音、あとで調べてみると映画「タイタニック」のテーマミュージックに流れるあのサウンドがティンホイッスル。
アイルランドは貧しい国で、多くの人がイギリスで働き、その中心がリバプールだったそうだ。だからビートルズサウンドの原点はアイルランドにあるとシューヘーさんは言う。

前半で気に入ったのが「森の悪魔」

 昔 一人の若者が 森の中迷ってた
 歩き続け疲れた もう三日も腹ぺこだ
 歩きながら夢を見た
 水車小屋の娘と二人で暮らす夢

 若者の後ろでつむじ風 森の悪魔の登場だ
 どうして悪魔とわかったかは あくまでわからない
 悪魔はとても甘い声で話す
 「おにいさん その素敵な夢をかなえてあげようか」

 若者は驚いて
 「ちょちょちょ ちょっと待った まずは腹ごしらえだ」
 「お安いご用」
 悪魔が指をさすと 一面のキノコ畑
 とろけるようにうまいキノコ
 悪魔は笑った
 「アハハ そんなに慌てるなよ 全部あんたのもんさ」

 「さて 君の夢のことだがね 今すぐかなえよう」
 「うん たのむよ でも腹いっぱい食ったらちょっと 考えが変わってきたぜ
 水車小屋のあれもいい娘だけど
 街のオシャレな女の方がおいらにお似合いさ」

 瞬く間に時は過ぎ しょぼくれたネクタイ姿
 妻と二人の子どものため 今朝もまた満員電車
 吊革で彼は夢を見る
 水車小屋の娘と悪魔が笑ってる
 水車小屋の娘と悪魔が笑ってる

シューヘーさんの声色に楽しみながら聴き終わったら、「この歌は3.11のあと、歌ってきました」とコメントが。
そうか、私たちは悪魔の甘い声に誘われて、とろけるようなキノコを腹いっぱい食べ、街のおしゃれな女に手を出した。そして今はしょぼくれた姿で満員電車にのっている。 この後はどうなる? そんな深い意味があったのだ。選挙投票日だけにドキッとした瞬間だった。

アンコール曲の「自由への長い旅」は岡林信康さんの名曲。
家に帰ってからYouTubeを見ると、岡林信康さんが歌っているアルバムがアップされていた。

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シューヘーさんの歌は、岡林信康さんと違って、心の叫びが真正面から飛び出してくる。 
「どうしてクン・チャンが9月に倒れたのか、何か意味があるに違いない。あっちの世界に行ったらきっと聞いてみようと思います」と言って歌い始めたこの歌。
「信じたいために疑い続ける」「最後の最後まで疑う」とシューヘーさんの思いがあふれる。

「ここに自分がいるのもクン・チャンのおかげ」というシューヘーさん。
演奏の途中で「ここでクン・チャンのチェロ」と言ってギター伴奏をつづけるシューヘーさん。
「クン・チャンが病に倒れたことも、ここにいないことも、あれこれくやしいことがいっぱいあるのだろうなあー」と私は歌を聞きながら思った。

そして最後のアンコール曲、「セレナーデ」

 悲しい夜は歌ってあげよう
 うまく歌えますように
 あなたの大事ないのちが
 かわいてしまわないように

 そうさ それが
 ぼくにできるたったひとつのこと
 生まれて死ぬまでくりかえすのが
 悲しみだけじゃないように

アットホームなライブだった。
約2時間のライブ。本当に贅沢な時間を過ごさせてもらった。
クン・チャンは1月には退院する予定だそうだ。
来年の「シューヘーライブ」は、お二人の姿が見られることを楽しみにしている。

温かい会場の外は師走の風が冷たかった。
スマホで選挙速報を見る。
森の悪魔の甘いささやき声がひときわ大きくなったようだ。
これからも「自由への長い旅」続くのだなあと思う。
しかし胸のローソクの灯りも大きくなっている。 

*長谷川集平さんの写真はご本人の了解を得て撮影しています。
 「森の悪魔」「セレナーデ」の歌詞は、長谷川集平さんのホームページの「シュー  ヘーガレージ」より 引用しています。

 

 

 


 

シューヘー・ソロ Live !” への2件のコメント

  1. 心のこもったレポートをありがとうございます。ホント、もうちと人が来てくれたらよかったんだけど(ギャラも期待はずれでした)でも、いいライブだったと思います。感謝します。

    • 長谷川集平さんへ
      すてきなライブ、ありがとうございました。
      お客さんは少なかったけれど、あったかい時間と空間でした。
      これにこりずに、来年も大阪に来てくださいね。
      クン・チャンとの共演、楽しみにしています。

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