古代エジプト展

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神戸市立博物館で開催されている「メトロポリタン美術館 古代エジプト展 女王と女神」を見に行く。ハトシェプスト女王のストラップがついてくるという前売り券の紹介が新聞にあったので申し込んでいた。

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左の写真は博物館で買ったジュニア用のガイド。私はこれで十分。 ハトシェプスト女王という女王は、パンフレットによると、
「新王国時代、第18王朝のファラオ。夫であるトトメス二世の死後、王位継承権を持つ継子トトメス三世の摂政となり、共同統治を行うが、次第に実権を手にして王となった。約20年間の在位中、内政の強化と近隣諸国との交易に力を入れて国を繁栄させた。古代エジプト史においてもっとも重要な女性ファラオといわれている」と書かれている。
紀元前1550年頃のことだから、今から3500年前 以上のことだ。
よくそんな昔のことがわかるのだなあと感心してしまう。

IMG_20141027_0008 ハトシェプスト女王は、上の写真・ジュニアガイドに書かれている「ハトシェプスト女王葬祭殿」で有名。まるでギリシャ建築か、と見間違うぐらい。
また、1997年11月にルクソール事件(日本ではエジプト外国人観光客襲撃事件の方が記憶にある)の現場となり、外国人58人を含む62人が亡くなり、その中には日本人旅行者10人が含まれていたことを思い出す。
そういう意味でこの女王の名前は私たちになじみがある。

ハトシェプスト女王ついては、初めての女性ファラオとか、義理の息子のトトメス三世の時代に暗殺されたとか、トトメス三世がハトシェプスト女王の像やレリーフを破壊したとか気になることが多い。家にある本やインターネットで調べてみても諸説があり、定説がない。3500年以上も前のことだから仕方がないことだ。しかし最近ハトシェプスト女王のミイラが発見され、新しい事実が見つかってきている。真理は時の娘、という言葉を思い出す。

「古代エジプト展ー女王と女神ー」の展示内容は、正式なホームページを参照してほしい。

http://www.city.kobe.lg.jp/culture/culture/institution/museum/tokuten/2014_4met.html

今から3500年以上も前に、金や銀を細工し、青銅製の道具をつくり、細かで精緻な美術品をつくり上げる一方で、ピラミッドやハトシェプスト葬祭殿のような巨大な巨石文化を繁栄させたエジプトの歴史に驚くばかりだ。

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 上の写真は記念品売り場で買ったA4のクリアファイル。

「アメン・ラー神の歌い手ヘネトタウィの人型内棺」、簡単にいえばミイラの容器。
現物を見るとその装飾や彩色に驚く。ミイラの上に置く人型(内ぶたのようなもの)と、ミイラ全体を収める棺である。
芸術品そのものである。
細かな工芸品もすばらしいが、死後の世界を信じていた古代エジプト人が作った、次の世に送るための容器を目にすると感慨深いものがある。

古代エジプト人は3500年後の世界をどんなふうに想像していたのだろうか。
ハトシェプスト葬祭殿発掘のフイルムが上映されていた。エジプトの今の人達は、違う民族の指揮のもとに自分たちの過去の遺跡を掘り出していることをどう思っているのだろう。

栄枯盛衰、勃興と衰退、人間の果てしない興亡の歴史・・・・
無限の時間の流れを感じ、時間の中を彷徨う人間について考えてしまう美術展だった。

 

 

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