葉脈の標本作り2

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20時間ほどたったキッチンハイター。
中の葉の葉緑素はなくなったようだ。真っ白になっている。
キッチンハイターそのものには色がついていない。緑色の成分が溶けてしまったのかも知れない。
葉脈の見本としてはどうだろう?

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左の二つは、キッチンハイターに最初からつけたもの。右側のは、昨日重曹で葉肉を剥がし、キッチンハイターにつけたもの。拡大してみよう。

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上は最初からキッチンハイターにつけたもの。濡れているときは葉脈がよくわかったが、乾燥すると全体の形はきれいに残っているが、葉脈の存在は目立たなくなった。
下の写真は昨日重曹で葉肉をはがし、キッチンハイターにつけたもの。こちらのほうが葉脈の存在はよくわかる。

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 キッチンハイターにつけたものに、マジックなどで色を付けて、ラミネートする。

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 左の青、赤の二つがキッチンハイターにつけたもの。黄色とそれ以外の葉は、昨日重曹で葉肉をとったもの。 青、赤はしっかりと色はつくが、葉脈の存在はうすれてしまう。キッチンハイターで色はなくなったが、葉肉はまだついているので、葉脈が浮かび上がっていないのだろう。キッチンハイターにつけて、昨日のように歯ブラシでトントンとたたいて葉肉を取る作業をすればいいのかもしれない。

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 重曹で葉肉をとったものは、空に透かしてみると、下のように色をつけたものも葉脈がよくわかる。

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ラミネートを葉っぱ大きさに合わせて切り、穴を開けてリボンなどをつけると可愛いしおりの出来上がり。

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リボンの色を変えてかざってみる。葉の色も違うのでならべてみると、魚が泳いでいるように見えて、また楽しい。

実験の考察
*葉脈の存在を浮かび上がらせるには、重曹で葉肉を取る作業をしたほうがよい。
*キッチンハイターに一晩浸けておいたら、色は完全になくなる。しかし葉肉は残っているので、マジックなどで色を塗ると、色は全体につくので葉脈の存在は目立たたくなる。
*キッチンハイターで色を抜いた後、歯ブラシでトントンと葉肉を取り去る作業をすれば重曹の時のようになるのかもしれない。これは今後の課題。