真田十勇士

IMG_7494

IMG_7496ここは「梅田芸術劇場」。いま大人気の「真田十勇士」を見に行った。

この劇場は1992年に梅田コマ・スタジアムの発展的移転としてこの場所に立てられた。最初は「飛天」といっていたが、名前の変遷があり今は「梅田芸術劇場」にかわっている。だから「梅田芸術劇場ってどこ? ああ飛天か」ということも私の中ではある。

IMG_7486左の写真は、舞台終了後の様子。手に持っているのは今回の舞台公演のプログラム。とにかくでかい。画用紙の大きさぐらいで持ち運びもこまるし、家に持って帰ってもどこにおくの?と思うぐらいだった。
プログラムというよりも、出演者のアルバムといっていいぐらい。もうすこし解説もあっていいのじゃない?と思ってしまって。舞台の写真も全くなく、このブログにのせた舞台の写真はチケット販売のホームページからとった。
キャストは下の写真のとおり(本当はもっとたくさんいるが、十勇士だけにした。のっていない人たちにはごめんなさい)。これも公式ホームページからとった。
私は中村勘九郎さんめあてで公演に行った。
真田十勇士

大坂冬の陣(慶長9年・1614年)、ここは「おおざか」と読むほうがこの舞台にあっていると思う。大坂冬の陣から400年。役者さんたちも地元大坂での公演ということで気合もはいったんじゃなあかな、と思うぐらいにはじけていた。大阪弁でしゃべる火垂(ほたるー比嘉愛未さん)もかわいい。

真田十勇士1観客のお目当ては、私のように中村勘九郎(猿飛佐助)さんか、あるいは松坂桃李(霧隠才蔵)さんかに大きくわかれると思う。
とにかく出演者が若い。
比嘉愛未さん28才、松坂桃李さん26才、中村蒼さん(真田大助)23才、村井良大さん(海野六郎)26才、鈴木伸之さん(三好伊三)22才、福士誠治さん(根津甚八、秀頼)31才、高橋光臣さん(筧十蔵)32才、青木健さん(望月六郎)30才、加藤和樹さん(由利鎌之介)30才。
そんななかで、中村勘九郎さん33才が活き活きと演技をしている。
舞台を引き締めているのは、真田幸村役の加藤雅也さん、大野治長役の奥田達士さん、柳生宗矩役の野添義弘さんなどのベテラン。そして忘れてはならない、淀君の真矢みきさん。
おっと特筆すべきは、映像出演の平幹二朗さん(徳川家康)と、ナレーターの坂東三津五郎さん。平幹二朗さんの眼の演技、坂東三津五郎さんの講談を聞いているような語り口調はこれが芸なのだと感心する。

真田十勇士2ストーリーについては特に書く必要がないと思う。誰もが知っている大阪冬の陣での真田幸村の活躍と、豊臣家の滅亡の話。
主人公に猿飛佐助を持ってきて、「何が真実で何が嘘なのかー嘘も突き通せば真実になるのでは?」と、歴史のIFを楽しむ演劇だと思う。歴史的事実にも配慮されている。堤幸彦監督も何度も大阪城に取材に行ったとプログラムにあった。また秀頼生存説があることもこの演劇で知ることが出来た。
真田十勇士3とにかく見て楽しむエンターテイメントの作品だと思う。
ワイヤーアクション、ビジュアルたっぷりの演出、舞台だけでなく客席を駆けまわる三次元的な構成。これが2014年の演劇なんだろう。
歌舞伎と違ってマイクを使っているので台詞は客席の隅々まで届く。そのなかでも中村勘九郎さんの声はよくとおる。大きな声も小さな声も、滑舌がいいのと、歌舞伎で鍛えたのどだからだろう。雰囲気がお父さんの中村勘三郎さんに似てきている。お父さんの勘三郎さんのあとを追いかけているのだろうと思う。前に前にと遠くを見ている姿が清々しかった。
カーテンコールは最後は客席のスタンディングオベーション。
舞台上では全員が直角90度の礼、その中でも真矢みきさんの着物の裾さばきとそろえた指、礼の姿が美しかった。

IMG_7483さっきまで舞台と客席の一体感が感じられたメインホールも静に静まり返っている。猿飛佐助は終了間際に言う、「何が本当で、何が嘘なのかわからなくなっちゃうなあ」。

 

この時私の頭に横切ったのがシェークスピアの有名な一節

*       *

All the world’s a stage
And all the men and women merely players.
この世は舞台、ひとはみな役者

*    *

人はみな自分自身が主人公のオリジナルな舞台を精一杯に一生懸命生きている。

 

 

 

2 thoughts on “真田十勇士

  1.  「真田十勇士」は当方の世代には懐かしい物語です。中村勘九郎さんがお気に入りのようですね。演劇に疎い途方は亡くなられた中村勘三郎さんが幼児の時に勘九郎としてすでにTVなどで見ていたのを思い出します。
     碧空の空さんのブログは広い視点でいろいろなジャンルが扱われているので感心します。当方のブログは写真に特化しているのでデジタルアルバムか日記になってしまっています。暖かくなると山の様子も載せたいですが、今年はなかなか思うように行きません。

    • 風見鶏さんへ
       いつもブログを見て頂いてありがとうございます。
      私のブログも日記というか、物忘れ防止もかねて書いています。
      写真も入れていますが、風見鶏さんのようにはうまく行きません。
      私の今年の夢は、星空を自分のブログで紹介したいことです。
      今度会うときには、教えて下さい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA