ボイジャーの旅 恒星間飛行へ

IMG_20130914_0001

(上の新聞記事は読売新聞9/13夕刊より)

時速6万km,太陽から190億km離れた宇宙空間を飛び続けるボイジャー1号は太陽圏を脱出し、恒星間飛行に入った。打ち上げから35年、宇宙は広い。
10億分の1のモデルを考えると、太陽は直径1.4mの球である。
大阪城に1.4mの太陽があるとすると、ボイジャー1号は19kmさき、おおよそ高槻周辺を移動している。
そこまで35年かかって飛行し、太陽の重力圏を越え、太陽圏の終わり(太陽からの荷電粒子、いわゆる「太陽風」が届く範囲)を飛び出して、現在は星と星の間、恒星と恒星の間の空間を飛んでいる。 ボイジャーが積んでいる電池は約400ワットの発電量.そのうち地球との交信に使える電力は20ワット、室内の蛍光灯が使う電力よりも小さい。電池は2020年まで持つと言われているが、いつまでボイジャー1号が地球の方向を観測しアンテナを正確に地球に向けておくことができるのか、そこがボイジャー1号と地球との絆の限界である。 ボイジャー1号はキリン座の「AC+79 3888」という星の周辺に向かっていて4万年後に到達する予定。ボイジャー2号は、オオイヌ座の「シリウス」の方向に向かっている。29万6000年後に到達予定。

うすださん活躍する64mパラボナアンテナ

これは長野県にある臼田宇宙観測所にある64mの巨大なパラボナアンテナ。このクラスのパラボナアンテナは海外でもアメリカのNASA、ヨーロッパのESA, ロシアのIKIが保有しているのみと言われている。
このアンテナはハレー彗星観測ロケット、「さきがけ」、「すいせい」のために作られた。「はやぶさ」との通信で活躍したので有名になった。
この64mアンテナはボイジャー2号が海王星探査のときに通信の一部を受け持った。一発勝負の通信を1年の準備期間をかけ見事成功させている。海王星の大気が水素、ヘリウムだけでなくメタンが含まれていることを明らかにしている。

ボイジャーの活躍に日本の技術が協力していたことは知らなかった。
太陽系の端から見たらほんの小さな青い点でしかない地球の上で、いがみあっている自分の創造者である人間を、ボイジャー1号、2号はどんな思いで見ているのかな、とつい感情移入してしまう.

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です