ボイジャーの旅 その3

太陽系家族写真 Portrait of the Planets

太陽系家族写真改定

この写真は、1990年2月14日、太陽から約60億kmはなれたボイジャー1号が写した太陽系の写真。(クリックすると拡大します)

この写真には、木星、地球、金星、土星、天王星、海王星の6つの惑星が写っている。水星は太陽にあまりにも近すぎて見えない。火星は太陽の散乱光によってカメラでは検出できなかった。冥王星は小さすぎて写真は撮れなかった。

60枚の写真からこの39枚の太陽系家族写真が合成された。

地球の写真ボイジャー1号2
これが地球。太陽の散乱光線の中にある「薄暗い青色の点(the Pale Blue Dot)が私達の住んでいる地球。

ボイジャー1号の都市伝説は「都市伝説」で、地球の写真を撮ることはボイジャー1号のミッションだった。

この写真を撮るのを強く主張したのは、カール・セーガンだと言われている。
多くの科学者も賛成したが、太陽付近にある地球を撮影することによって、テレビカメラが故障することも懸念されていた。
最初に太陽系の周辺部から撮影し、最後に最も暗いフィルターを使い、露出時間も可能な限り短くして太陽を撮影したが、シャッター機構が歪んだと言われている。それくらい太陽の光は明るかったということだろう。1977年に打ち上げられて23年後のミッション。それを成し遂げたボイジャー1号自身と長年支え続けたスタッフの素晴らしさに拍手を贈りたい。

「はやぶさ」の快挙を特集したあるテレビ番組でタモリが「お母さんの方を振り向いて、と女性の係官が言ったら、ボイジャーは地球の写真を送ってくれたのです。思いは機械にも通じるのですね」という内容のコメントをしていた。はやぶさのプロジェクトマネージャーの川口淳一郎さんは表情を変えずにそばにいたが、きっと番組終了後に「タモリさん、あれは都市伝説ですよ。地球の写真を撮影したのはNASAの司令によるものですよ。」と言っていたと私は思う。
はやぶさの時に私達が感動したのは、はやぶさ自身のすごさとそれを支え続けてミッション完遂まであらゆる手段を考えて実行した人達がいたからではないか。その人達を見て人が感動したと思う。人の存在を抜きにして、思いや感動や愛は生まれなかったと私は考える。

大宇宙から見たらこんなにも小さい地球。
この太陽系家族写真を見て私達は何を感じ、考えるのか。

そこはひとそれぞれ。最近見た映画「ローン・レンジャー」の最後のセリフがぴったりかな。

  Up to you.

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です