ニュートンと贋金づくり

イギリスの通貨

IMG_3800日本に帰ってきてから「ニュートンと贋金づくり」を読む。以前から予約してあった本だが、イギリスに行く前に読んでいたら、もっと真剣に紙幣や硬貨を見ていたのにと残念に思った。
著者 トマス・レヴェンソン
訳者 寺西のぶ子
発行所 白揚社

ニュートンが晩年に造幣局に務めたということは知っていたが、贋金づくりとの対決があったことやそのための方法論がやっぱりニュートンだからできたんだ、と楽しめて読めた。

さて、あらためてイギリスの通貨について調べてみよう。
ざっとこんなふうな感じ。

GB_currency_01イギリスの通貨はポンドとペンス、1ポンド=100ペンス。かつてはシリングとかギニーという単位があって、古い小説に出てくるがそれは1971年に10進法の導入によってなくなった。
紙幣は、£50、£20、£10、£5の4紙幣(£はポンドの事)、硬貨£2、£1、50p、20p、10p、5p、2p、1p の8種類(pはペニーの事)。硬貨は大きさから何ポンド、何ペンスとわかるまでに苦労。日本のように500円玉は10円玉より大きいということではない。買い物をして、小銭を手のひらに乗せて店員さんにとってもらうこともあったし、そんな日本観光客も多く見た。イギリスの店員さんは安心できるということを実感。小銭がたまると財布やポケットが重くなる。

さて、ここからニュートンが登場。

イギリスの紙幣の表側はどの紙幣もエリザベス二世の肖像画が載せられている。
写真の紙幣は今はない1ポンド紙幣(現在1ポンドはすべて硬貨)。

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裏側には日本でも有名な人の肖像画が載せられている。ニュートンは1978年から1988年の1ポンド紙幣に登場したそうだ。万有引力の法則の発見だけでなく、贋金づくりを捕まえ、イギリスの貨幣の価値を高めた功績もあるのかなあ。現在手に入れることができないのが残念。
現在の紙幣の裏側の肖像画は、50ポンド札がイングランド銀行創始者のサー・ジョン・フーブロン(Sir John Houblon)、20ポンド札が、イギリスの第二国歌とも呼ばれている『威風堂々』を作曲したサー・エドワード・エルガー(Sir Edward Elgar)、10ポンド札が進化論で有名な自然科学者のチャールズ・ダーウィン(Charles Darwin)、5ポンド札が社会活動家のエリザベス・フライ(Elizabeth Fry)だそうだ。
この「ニュートンと贋金」を読んでいたらしっかりと確かめていたのに、、、。
ところで、ペニーとペンスの使い分けは、Penny(ペニー)の複数形がPence(ペンス)のこと。
ペニーは単数形なので、「1ペニー」とは言っても、「1ペンス」とは言わない。逆に「50ペンス」と言うが「50ペニー」とは言わない。
サマセット・モームの作品は「月と6ペンス」で、「月と6ペニー」と言わないことからわかりますね。

追伸  アメリカ、カナダにおいて使うペニーpenny、複数:pennies)は1¢(セント)銅貨の別称で、イギリスのペニーとは全く違う。

 

 

 

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